主体的・協働的に考え、学ぶ力
各校種で多彩なアクティブ・ラーニング
これからの社会の変化に対応する力を培うため、指導方法の一つとして、アクティブ・ラーニングが注目されている。主体的・協働的な学びとも言われ、次期学習指導要領改訂の目玉。校種による温度差も指摘されるが、学校では、今、こんな取り組みが進行中だ。
教職員定数、法改正が必要
馳 浩・文科相に聞く
昨年10月の第3次安倍改造内閣の発足で就任した馳浩文科相。元は高校で国語科を教えた教員であり、政治家になってからは文部科学副大臣、文科大臣政務官を務めた経験を持つ。そんな馳文科相に、今年、初等中等教育分野で関心を集めそうな施策について尋ねた。教職員定数の在り方をめぐり、法改正に取り組むという。
拡大する首長の影響力 6割、教委との連携が密に
全国市区町村教育長本社アンケート調査
日本教育新聞社が昨年7月と12月に全国の市区町村教育長を対象として実施したアンケートで、教委制度改革に伴う変化として「首長の影響力が増した」を挙げた割合が倍増していることが分かった。昨年7月時点では5・1%にとどまっていたが12月の調査では11・2%へと伸びていた。逆に、「教育長の権限が増した」を挙げた割合は減った。12月の調査では他に、今年4月に施行となる障害者差別解消法への対応などを尋ねた。
どんな人を育てるのか 腰据え本質的な議論を
各高校長会幹部が高大接続改革・教育改革を語る
高大接続改革、学習指導要領の大幅改訂、主権者教育の必要性など、高校を主たるターゲットとした教育改革が進行している。一口に「高校教育」と言っても、その多様性は広く知られるところ。改革の当事者となっている高校側は、この教育改革をどう受け止め、何を望んでいるのか。各校長会の幹部が一堂に会し、話し合った。(文中敬称略)
小学校英語で年間指導計画イメージ 高学年は70コマ想定
「短時間学習」も取り入れ
中教審WG
中央教育審議会の外国語ワーキンググループが12月21日、第4回会合を開き、たたき台として次期学習指導要領を見据えた「小学校における年間指導計画イメージ(案)」(3~6年)を初めて示した。中学年は年間35コマ、高学年は年間70コマの時間数を想定し、各単元は各小学校で使用している“Hi,friends!”がベースとなっている。‘I like ~’や‘I can ~’といった使用する語彙(ごい)や表現などがイメージしやすく、学校現場から見ても分かりやすいものとなっている。