No.6066号(2016年08月01日号)13面では「問題行動、学習意欲低下…夏休み明け対策は」を掲載

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五輪・パラリンピック教育充実 54カ国の大使館など協力

東京都教委

 オリンピック・パラリンピック教育を推進している東京都教委は、その一環としてコーディネート事業に着手し、54カ国の大使館や関係機関、東京大会スポンサー企業やNPO法人など32組織が協力団体に名を連ねる「教育支援プログラム集」を全校に届けた。講師派遣や施設見学を受け入れ、教材提供などの協力団体情報を掲載した。各校の希望と提供できる活動などをマッチングした上で、2学期以降のオリンピック・パラリンピック教育活動をより充実させていく。

プログラミング講座、盛況

必修化受け子どもも教員も

 小学校からの「必修化」を受けてこの夏、プログラミング教育をテーマにした活動の場が盛況だ。子ども向けの体験教室だけでなく、教員研修も相次ぎ開催されている。ノウハウのない教育現場に代わり、NPOや民間企業が後押ししている。

「郷土の復興」テーマにシンポ

東北連合小学校長会研究協議会岩手大会 下

 前回に続き、東北連合小学校長会研究協議会岩手大会の内容を紹介する。今回は「郷土の復興」がテーマのシンポジウムを取り上げる。

常識にとらわれず 保育にアートを

広告デザイン出身の副園長が仕掛ける

レイモンド花畑保育園(東京・足立区)

 東京都足立区の(社福)檬檸(れもん)会レイモンド花畑保育園(久保木久子園長、園児170人)では、保育界の常識にとらわれない取り組みを次々始めている。「CCD」という聞きなれない役職の副園長が仕掛ける、保育にアートを導入する取り組みを紹介する。

子どもを軸に新しい学習探る

小学校英語教育学会が大会

 小学校英語教育学会は7月23、24の両日、宮城教育大学(仙台市・青葉区)で第16回大会を開催した。テーマは「子どもたちのための小学校英語を創る」。高学年の教科化などを踏まえ、学習者である子どもを軸に据えた文字の役割や新しい英語学習の在り方など、さまざまな実践・研究発表などがあった。

高校の授業改善を後押し

アクティブ・ラーニングの視点で

都道府県教委教育センター

 次期学習指導要領では、高校での授業改善のためにアクティブ・ラーニングの手法が注目されている。以前から取り組んでいた教師個人での実践にあらためてスポットライトが当たっている他、「アクティブ・ラーニング」が求められる機運が高まるより前から授業改善の方向として学校全体で着手しているところなどが、けん引役を担ってきた。アクティブ・ラーニングの導入自体が政策課題になってきたことから、都道府県教委や教育センターも事業や研修などで後押しする動きが目立ち始めた。

「地域未来塾」で生きた英語学ぶ

東京都多摩市立和田中学校

 学校支援地域本部をはじめ、地域住民の力で子どもたちへの学習支援を実施する「地域未来塾」。文科省の事業でもあり、全国各地で取り組みが拡大している。多くの実践は、放課後や土曜日の学習支援が中心。そうした中、東京都多摩市立和田中学校(福田洋一校長、生徒387人)では、朝と昼の時間にも「地域未来塾」を行い、地域住民らが講師を務めて子どもたちが「生きた英語」を学ぶ取り組みを実施している。

プロの指南で映画製作

神奈川県立藤沢清流高校

 文化庁の芸術家派遣事業を活用して、希望生徒による映画製作に取り組む神奈川県立藤沢清流高校(浅野英治校長、生徒752人)が7月13日、同校に隣接する藤沢市教育文化センターで製作作品の完成披露上映会を開催した。約2カ月という短期間で一つの作品を共に作り上げた生徒たちは、上映後、それぞれの言葉で製作時の苦労や完成の喜びを語った。

離島の中学生、荒海漕ぎ抜く

沖縄・座間味村立座間味中学校

 沖縄の離島の中学校が、本島まで35キロの東シナ海を伝統の小舟を帆漕(はんそう)させて横断するレースに参加し続けている。今年も6月末、時折雷鳴がとどろく雨の中を、大人の37艇を向こうに回して過去最高の12位で完走を果たした。2年前に国立公園となった慶良間諸島にある座間味村立座間味中学校(上原秀俊校長)の全校生徒26人の乗る「海学校」チームだ。

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