小学校での動物飼育 鳥・哺乳類減り魚類が主流に
小学校で飼育されている動物の種類に変化が起きている。近年ではニワトリやウサギなどの鳥・哺乳類の割合が減る一方、メダカなどの魚類の飼育が増えていることが、研究者の調査で分かった。背景には2000年代初めに流行した鳥インフルエンザの影響に加え、教職員の負担感やアレルギーへの不安が考えられるという。
働き方改革で集会 長時間勤務、わずかに改善
「短縮」実感する教職員増
日本教職員組合が開催
日本教職員組合(日教組)は5日、教職員の長時間労働や働き方を見直そうと、東京都千代田区で「学校の働き方改革」討論集会を開催した。教職員への調査結果や各県の取り組み状況などが報告された。長時間勤務の改善を感じる教員が増える一方、自治体の指針を巡る課題も指摘された。
大津の教育、どう変わる 下
家庭の責任、繰り返し発信
日渡円・大津市教育長
前回に続き日渡円・大津市教育長へのインタビューを掲載する。
「1歳児の探究するモノ・コト・人との関わり」研究
同じ遊び繰り返す意味探る
明徳土気保育園
0、1、2歳児も遊びや生活の中で新しいものや不思議なことを探り、主体的・対話的に多様なことを学んでいる―。新しい保育所保育指針と幼保連携型認定こども園教育・保育要領で乳児保育の「3つの視点」、1歳以上3歳未満児保育の「5領域」が設けられたように、こうした視点で保育を進めることが求められている。千葉市の(社福)千葉明徳会 明徳土気保育園(北村都美子園長、園児137人)では、「1歳児の探究するモノ・コト・人との関わり―エピソード事例から―」をテーマとした研究に取り組んだ。
日本デジタル教科書学会が大会 下
デジタル教科書・教材、ICT等に関わる学術的な研究や授業実践を行い、その効果や意義を発信している日本デジタル教科書学会(会長=長谷川春生・富山大学准教授)は8月17、18の両日、新潟市内で第8回年次大会を実施した。今回はアプリケーションソフトを使った音楽科の実践研究の報告、学習者用デジタル教科書に関するポスター研究発表について紹介する。
小・中・高が連携した情報教育を探る
TAMAプログラミング教育サミットin立川
東京都立川市立小学校教育研究会・情報教育部
東京都立川市立小学校教育研究会・情報教育部(担当校長=関口保司・同市立第八小学校校長)は8月23日、柴崎学習館で「TAMAプログラミング教育サミットin立川」を実施した。中学校の取り組みを報告したのは、高校の教科「情報」と中学校の「技術・家庭 技術分野」を担当している能城茂雄・東京都立三鷹中等教育学校主幹教諭。プログラミング教育、情報活用能力などを扱う「情報の技術」に関する実践を紹介した。
「チーム家政科」の指導で意欲喚起 3年連続日本一の秘訣は
被服製作と食物調理 家庭科技術検定「三冠王」の生徒数で
広島県立海田高校
高校家庭科の技術検定3種目で1級を取得する生徒数が3年連続で日本一だった広島県立海田高校(冨永六郎校長、生徒866人)。3種目の1級取得者は「三冠王」と呼ばれ、主催する(公財)全国高等学校家庭科教育振興会から表彰される。同校の以前の取得者数は30人程度だったが、家政科の教員がチームで指導に当たり、生徒の意欲を引き出し、50人台を維持してきた。指導の秘訣を聞いた。
知的障害ある人への主権者教育に力
東京・狛江市
東京都狛江市では、知的障害のある人たちなどへの主権者教育に力を入れている。2017(平成29)年度からは就学前から成人まで段階に応じた主権者教育の計画を立て、知的障害がある人向けに投票方法を紹介するDVDを作成するなどしてきた。特別支援学校の教員などの協力を得て、知的障害がある成人を対象とした模擬投票なども行っている。