No.6235号(2020年05月04・11日号)3面では「感染症対策の専門家に聞く」を掲載

05.04

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都教委の有識者会議 工業高校生にITスキルを

 東京都教委の有識者会議が、都立工業高校でデータ解析やプログラミングなどITスキルの教育に力を入れるよう求める報告をまとめた。高度情報社会に対応した工業教育の見直しを進める狙いがある。あらゆるものがインターネットとつながるIoT社会に活躍できる人材を育てるため、全ての工業高校生にITスキルの教育を行うことを求めた。

「不安」若手教員に多く 小学校のプログラミングで民間調査

半数は考える時間・余裕ない

 小学校でのプログラミング教育必修化を受け、一般財団法人LINEみらい財団が全国の小学校教員を対象に調査を実施したところ、特に若い教員の多くが不安を感じていることが分かった。プログラミング教育について考える時間や余裕がない教員は全体の約半数に上った。

じっくりインタビュー 学校再開、直近2週間をモニターして

和田 耕治 国際医療福祉大学教授

 長期化の様相を呈してきた学校の臨時休業。再開に向けてどのような課題があるのか。政府の感染症対策専門家会議に参加している国際医療福祉大学の和田耕治教授に話を聞いた。

小学校教育の現状を多方面で調査 全国連合小学校長会令和元年度研究紀要 上

 全国連合小学校長会(喜名朝博会長)はこのほど令和元年度研究紀要をまとめた。対策部(大字弘一郎部長)と調査研究部(赤堀美子部長)の委員会が小学校教育の現状を多方面で調査したもので、結果は文科省などへの要望活動の基礎資料として活用している。対象は主に全国の公立小学校のおよそ4%に当たる767校ほどで、昨年7月から8月にかけて実施した。回答は選択肢の中から三つ以内を選ぶ形式のものが多い。今回は主に調査研究部、次回は主に対策部の結果を紹介する。

<特別企画 コロナ問題>続く学校休業、どう立ち向かう

菅野 恵 和光大学教授

 新型コロナウイルス感染症対策で続く学校休業。この間、教育、保育の現場では、過去に例のない事態に戸惑いつつも、子どもたちの成長を支えようと努力を重ねてきた。今週の日本教育新聞では、これまでの各地の動きをまとめた。また、休業期間中の子どもたちの心理状態を専門家に分析してもらうとともに、教職員に求められる心構えを聞いた。

幼少期、自然で遊んだ保護者 子どもも9割「自然と関わるのが好き」に

自然との関わりに関する意識・実態調査

全国国公立幼稚園・こども園長会

 全国国公立幼稚園・こども園長会(会長=新山裕之・東京都港区立青南幼稚園園長)は昨年度と本年度の2年間(本年度事業は新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期)、「身近な自然との関わりを通して子どもの豊かな感性を育むための調査研究 身近な自然に触れて遊んで!親子で一緒に楽しもう!」に取り組んでいる。事業を進める特別事業委員会は昨年度実施した調査の結果をまとめ、幼稚園・こども園や家庭、地域における子どもの豊かな感性の育成に向けた提言を発表した。今回は調査結果について紹介する。

新型コロナ、子どもと学んで 医療関係者が教材や冊子公開

 新型コロナウイルスの正しい情報を伝えようと医療関係者らが児童・生徒に向けた教材などを作って発信している。学校再開後の授業やオンラインの教育活動の中で利用できそうだ。

家族の通訳、依存症へ対応する子も ヤングケアラー支援の拡充 下

埼玉で全国初の条例制定

日本ケアラー連盟が例示 学校生活や進学に影響

 「ヤングケアラー」と呼ばれ、家族・親族の介護・看護・世話に当たる子どもの支援を盛り込んだ条例を制定した埼玉県。その制定を待ち望んできた一般社団法人日本ケアラー連盟で代表理事を務める堀越栄子さん(日本女子大学名誉教授)の話などから、ヤングケアラーを巡る現状と、条例制定の意義などについてまとめた。

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