学校給食は減塩を「適切な時間確保」も求める
文科省が基準改正
文科省は12日、学校給食で提供する食事に含まれる食品成分の含有量について、望ましい基準を示した「学校給食実施基準」を改正し、留意事項と共に通知した。平成26年に小・中学生を対象として食生活を調べたところ、塩分や脂質の摂取が過剰である一方、食物繊維の摂取は不足している傾向にあることが分かった。これらの食品成分の基準を改めるとともに、「適切な給食時間の確保」などを求めた。
パラリンピック「延期の今こそ学ぶ意味」マセソン美季氏 教材研修で訴え
国際パラリンピック委員会の公認教材『I’mPOSSIBLE(アイム・ポッシブル)』日本版を活用したパラリンピック教育の意義や授業の進め方を周知しようと、教員向けのオンライン研修が12日に開かれた。教材の開発責任者で研修の講師を務めたマセソン美季さんは、パラリンピック教育について、「大会が延期された今年こそやる意味がある」と語った。
「持ち帰り」はルール守って 情報端末、家庭でも活用
1台の情報端末を授業と家庭学習の両方で継ぎ目なく活用する。そんな学びを目指して新年度を前に全国の学校で端末の持ち帰りが議論されている。ルールや制限の在り方をどうするかが課題になりそうだ。
私家版 令和「学校用語辞典」 下
岩瀬 正司 全国修学旅行研究協会理事長(元全日本中学校長会会長)
前回に続き、岩瀬正司・全国修学旅行研究協会理事長(元全日本中学校長会会長)に令和「学校用語辞典」を寄せてもらう。
豊かな感性と創造性の芽生え育む 子の発想基にプロジェクト型保育
つばさ保育園(東京・東村山市)
「よく食べよく遊びよく寝る心身ともに健康な子ども」「自分の思いを表現し自分も人も大好きといえる子ども」「仲間とともに力を合わせ自らを治めていく子ども」を保育目標に掲げる、東京都東村山市のNPO法人東村山子育て支援ネットワークすずめ つばさ保育園(徳木眞美子園長、園児88人)。子どもの発想を大切に、豊かな感性と創造性の芽生えを育む保育を実践している。6日にオンラインで実践提案研究会を開催し、令和元年度ソニー幼児教育支援プログラムで優秀園審査委員特別賞を受賞した取り組みを紹介した。
清掃活動や希少植物の保護 海岸の環境守り、郷土愛育む
松山市立興居島小
海に囲まれた島の環境を守り続けている松山市立興居島小学校(八木誠一校長、児童45人)の子どもたち。海岸に散乱した漂着ごみの回収に加え、海浜植物「ハマボウフウ」の保護にも取り組んでいる。3・4年生は手作り新聞(ポスター)で島の魅力などを発信。地域の人や中学生と協働し、地域の環境を守りながら郷土愛も育んでいる。
地域運営委員会中心に放課後・土日に学習会 地域が学力向上を後押し
群馬・高崎市教委の事業7年目
子どもたちの学力アップで成果を上げ、注目を集めている取り組みがある。群馬県高崎市教委が平成26年から市内全小・中学校(小58校、中25校)でスタートさせ、本年度で7年目を迎えた「地域運営委員会による学習会(学力アップ大作戦)」だ。学力向上は生徒指導と合わせ、同市の重点施策の一つ。勉強ができると自信が付くといわれる。学ぶことが好きな子どもたちが増え、自己肯定感が向上していることも成果の一つになっている。
大学教員、外部講師ら指導・助言 自由なテーマで探究しオンライン発表
兵庫県芦屋市の甲南高校・中学校(山内守明校長、高校生578人、中学生534人)は昨年12月、生徒がSDGsや新型コロナウイルスに関連したテーマについて研究成果をオンライン等で発表する「リサーチフェア」を実施した。甲南大学などの教員や外部の講師を多数招き、多様な視点で指導・助言を受けることが特色。環境問題だけでなく、性同一性障害、限界集落での町おこし、新型コロナ下の新しい生活など多彩な発表が行われた。
活用しよう「NHK for School」ウェブに7000本の学習動画
4月から、いよいよ1人1台端末を使った授業が始まります。児童・生徒の理解度や関心に沿った課題を出せるといった指導がしやすくなると期待されています。ただ、端末をどう活用したらいいのか悩んでいる人も多いはず。豊富な学習コンテンツが利用できる「NHK for School」を紹介します。
松江市のNPO 子どもがフリマ、37年続く 疑似通貨でおもちゃ売買
パナソニック教育財団「こころを育む活動」最優秀賞
(公財)パナソニック教育財団が事務局を務める「こころを育む総合フォーラム」は今月2日、本年度の「子どもたちの“こころを育む活動”」の受賞団体を決めた。最優秀賞に当たる全国大賞には、松江市で37年間続く、おもちゃのリサイクルフリーマーケットの取り組みが選ばれた。