コロナ禍で加速?小中高生、摂食障害が増加
近年、患者数が増える傾向にあった摂食障害。コロナ禍の中で、さらに増えているとの調査結果がまとまった。2年余り前には長期間にわたる学校休業があり、その後も、集団行動が制限を受ける日々が続き、太りたくない、痩せたいといった心理が摂食障害につながっているとの指摘がある。中学生、高校生はもちろん、小学生でも、増える傾向にあり、今、改めて、学校での対策を確認しておくことが求められる。
地域を舞台にした作品演じ、伝統と郷土愛育む実践など紹介
全日本中学校長会研究協議会北海道(札幌)大会 上
全日本中学校長会(会長=平井邦明・東京都台東区立忍岡中学校校長)は10月20、21の両日、研究協議会北海道(札幌)大会(大会実行委員長=野崎均・北海道登別市立緑陽中学校校長)をオンライン形式で開催した。大会主題は「新たな時代を切り拓き、よりよい社会を形成していく日本人を育てる中学校教育」、副主題は「イランカラプテ 北の大地から 新たな学びを紡ぎ その先へ」。今回は開会式と全体協議会、次回は分科会での研究・実践報告の内容を紹介する。
「わらべうた」で遊び込む 五感研ぎ澄ませ、自分らしく
小郡幼稚園(山口市)の公開保育
全日本音楽教育研究会全国大会幼稚園部会 上
全日本音楽教育研究会、中国・四国音楽教育研究協議会、山口県音楽教育連盟は1、2の両日、山口市で令和4年度全日本音楽教育研究会全国大会(総合大会)山口大会を開催した。大会主題は「楽しむっちゃ!音楽~響きあおう 感動のきずなで~」。幼稚園部会は「感じよう 音や音楽を 全身で~感性と創造性を豊かに発揮する園児の育成~」をテーマに、公開保育と研究発表を実施した。今回は、(学)片山学園 小郡幼稚園(片山耕修園長、山口市)の公開保育について紹介する。
ドローン使い探究的な学習 児童の操作、学生が支援
木村・桃山学院教育大学講師らがプログラム開発中
大学と企業、学校現場が連携した取り組みに注目が集まっている。プログラミング教育の一環として、ドローンを使った探究的な学習プログラムを開発中だ。この事業に携わっているのは木村明憲・桃山学院教育大学講師(元公立小学校教員)。AR(拡張現実)や仮想空間など、さまざまな先端技術の開発が進んでいる。こうした社会状況や1人1台端末の導入などを踏まえ、これからの教育の可能性を見据えての新しい取り組みになりそうだ。
キャリア教育 中学校 課題への処方箋(8)
藤田 晃之 筑波大学教授
教育現場で取り組まれているキャリア教育。現在、中学校のキャリア教育には、どのような課題があるのか。学習指導要領での位置付けや校種間の接続などを踏まえ、キャリア教育に詳しい藤田晃之・筑波大学教授に解説してもらった。
若手教員育成やSGH・SSH指定校での探究活動など発表
全国普通科高等学校長会総会・研究協議会から 上
全国普通科高等学校長会(理事長=石崎規生・東京都立桜修館中等教育学校校長)は10月25、26の両日、第72回総会・研究協議会を、なかのZERO(東京・中野区)で開催した。テーマは「未来を担う普通科高等学校教育」。3年ぶりに参集での開催となった。その様子を上・下にわたって紹介する。
ICT活用した特別支援教育の充実探る
聖徳大学でフォーラム
特別支援教育でICTをどのように活用していくかを考えるフォーラムが10月29日、聖徳大学(千葉県松戸市)で開かれた。ウェブ会議システムを使った特別支援学校の交流授業や通級指導の実践が発表された。
大阪府立高校生の「ケアラー」75%増 昨年度より理解・関心深まる
大阪府教委が府立高校生を対象として行った調査で、ヤングケアラーに相当する生徒の割合は昨年度の1・75倍となる11・4%へと増えたことが分かった。世話をしている家族がいる生徒の割合を集計した。今回は昨年度まで大阪市立だった高校でも調べ、回答率も上がったため単純に比べることはできないが、人数では、7倍以上の増加となった。そうした生徒は全ての府立高校に在籍し、最も多かった高校には126人いた。