作業より 話し合える空間に 職員室から働き方改革
教職員の長時間勤務を是正しようと、全国で模索が続く。現場レベルで業務量を減らすことは容易ではないが、効率化であれば、知恵とお金でできることはまだありそうだ。教職員にとって最も身近な職場となる職員室で今、どんな工夫があるのか。
部活動改革、地域移行が本格化 子どもの経験・可能性広げる
スポーツ庁・中学校・PTA 新春座談会
中学校の部活動改革が加速している。スポーツ庁が設置した「運動部活動の地域移行に関する検討会議」は昨年6月に提言をまとめ、令和5年度から3年間で「まずは、休日の運動部活動から段階的に地域移行していくことを基本とする」という方向性を打ち出した。4月から、地域移行への動きが本格化する。新年に当たり、室伏広治・スポーツ庁長官、平井邦明・全日本中学校長会会長、金田淳・公益社団法人日本PTA全国協議会会長に「中学校の部活動改革 国、学校、保護者の取り組み」をテーマにスポーツ庁内で議論してもらった。
「こどもまんなか社会」実現図る「こども家庭庁」4月発足(動画あり)
小倉 將信 こども政策担当相
今年は4月に新しい省庁として、内閣府に「こども家庭庁」が発足する。その準備を中心となって進めている小倉將信・こども政策担当相に、これまでの経緯や、こどもに関する政策の方向性を尋ねた。
電子化で机上の「書類の山」消え会話増える 職員室から働き方改革
埼玉・吉川市
この4月に開校から10年となる埼玉県吉川市立美南小学校も職員室の使い方を変えることで、業務改善を目指す。市外からの視察も多い。
人生100年時代の生き方・人材育成は
青木・信州大准教授が講演
日本教育会北海道支部 全道巡回研究大会
日本教育会北海道支部(前川洋・支部長)は昨年11月19日、全道巡回研究大会上川大会をオンラインで開催した。講師は青木一・信州大学准教授でテーマは「学校組織マネジメントにおける人材育成」。教職員の幸福感や成長を支えるための管理職の在り方、人生100年時代を見据えたこれからの生き方を考える内容だった。
園内環境改善 自然が与える感動を身近に
愛の園ふちのべこども園(相模原市) 上
「はんぶんこの保育」という理念を大切に保育に取り組んでいる、相模原市の(社福)さがみ愛育会 幼保連携型認定こども園愛の園ふちのべこども園(松岡裕園長、園児213人)。令和3年度には「自然が与えてくれる感動をもっと身近に~語り合う中で繋がり、広がる世界~」をテーマに研究・実践に取り組み、ソニー幼児教育支援プログラムの最優秀園を受賞した。昨年11月19日には、実践発表会を開催した。2回にわたり、研究・実践の内容を紹介する。
市内全中学3年生へ「四つ葉の三鈷の松」贈呈 高校受験のお守りに
埼玉・羽生市立新郷第二小の藤崎校長
新年を迎え、中学3年生はもうすぐ高校受験のシーズンを迎える。人生で初めて自らの進路を選択し、入学試験に臨もうとしている生徒たちに向け、藤崎顕孝・埼玉県羽生市立新郷第二小学校校長は12月上旬、市内全3中学校の450人に御利益があるとされる「四つ葉の三鈷の松」を贈った。昨年度からの取り組みで、本年度は特別な思いが込められているという。
「学校は楽しい」中高生9割 最多理由「友達と一緒」
NHK放送文化研究所調査
NHK放送文化研究所が昨年7月から8月にかけて12~18歳の人を対象に行った調査で、9割近くは学校が「楽しい」と感じていることが分かった。「とても楽しい」と答えた割合は中学生世代で40・9%、高校生世代で40・1%とほぼ差はなく、「まあ楽しい」は中学生世代が49・5%、高校生世代が47・5%とやや差が開いた。友達と話したり、一緒に何かしたりすることを楽しいと感じている割合が高かった。
大人になるってどういうこと?「18歳成人」から社会で生きる力を学ぶ
2022年4月1日より成年年齢が18歳に引き下げられた。当事者である高校生は成人についてどう受け止め、何に戸惑っているのか。また、保護者や学校現場ではどのような対応が求められるのか―。日本教育新聞社は、成年年齢引き下げに伴い「成人」「大人」になることを考えるきっかけの一つとなるよう、10月1日から11月30日までの2カ月間にわたり「18歳成人オンラインフェア」を開催。高校教員、高校生、保護者が18歳で成人となることを正しく理解し、積極的な社会参加を促すための指導について有識者や高校教員、高校生のセッションを行った。ここでは、同オンラインフェアの様子をお届けする。