遠隔授業 中学校でも実施しやすく 義務教育WGが中間報告
中教審
中央教育審議会の義務教育ワーキンググループ(WG)は11日、中学校での遠隔授業を実施しやすくすることなどを盛り込んだ中間報告を大筋で了承した。高校の制度を踏まえて、遠隔授業を柔軟に実施できるよう申請手続きなどを見直す。小規模校での免許外教科担任の解消や学びの充実を図る狙いだ。
留学望むウクライナの子らが訪日 学んだ日本語生かし交流
都内の小学校視察で
戦禍にあるウクライナから、日本語を学んでいる男女6人と通訳1人が先月末から日本を訪ね、5日には、東京都多摩市の小学校を視察した。主に5年生と交流。一緒に体を動かしたり、給食を食べたりした。日本に留学するための試験が国内や近隣国で受けられなくなったことから訪日。その間の交流となった。
解説 教員のわいせつ問題 起きやすいと認識、指導・研修を
働き方改革などが進む一方で、最近は教員の不祥事も話題になることが少なくない。特に、世間を騒がしているのが教員による「わいせつ問題」だ。この問題に関して、教員による「わいせつ行為」の問題量的・類型的分析に取り組む榊原禎宏・京都教育大学教授に解説してもらった。
東京都中学校長会が研究大会 生徒に育むべき資質・能力は「ICT活用の知識・技能」
東京都中学校長会(会長=山本周一・東京都府中市立府中第一中学校統括校長)は11月28日、都内で研究大会を開催した。大会では同会研究部(部長=佐藤敏数・同羽村市立羽村第三中学校校長)が実施した教育課程と学校経営の実施・改善に関わる調査結果などを報告した。(3面に関連記事)
「電車の世界」を創出 5歳児、リニアの「浮く」も模索
「臨場感をかたちづくる」テーマに研究 下
令和4年度に「臨場感をかたちづくる―遊びが拓く電車の世界」を主題とした研究に取り組み、その成果は現在も保育に反映されている、東京都小平市の(学)白梅学園 白梅学園大学附属白梅幼稚園(本山方子園長、園児155人)。この研究は令和4年度ソニー幼児教育支援プログラムの最優秀園を受賞し、2日に実践発表会を開催した。今回は実践事例の内容を紹介する。
思い・願い実現へ 没頭する学びに
全国小学校生活科・総合的な学習教育研究協が京都大会
全国小学校生活科・総合的な学習教育研究協議会(会長=清水仁・東京都新宿区立落合第三小学校校長)は11月9、10の両日、第32回全国大会(実行委員長=鈴木登美代・京都市立御所南小学校校長)を開催した。4年ぶりに完全対面形式で実施された本大会について紹介する。
「小規模特認校制度」生かした学校運営 きめ細かい指導・支援が身上
福島県会津若松市立大戸中学校(藤田信一校長、生徒24人)は、本年度から学区域以外から入学が可能となる小規模特認校制度を導入している。市内で同校が初めて。地元住民から学校を残してほしいという要望があり実現した。同校は、学習活動やキャリア教育を中心に、少人数の学校だからこそできる丁寧な取り組みを行っている。
小・中学校、高校向けに出前授業 財務省の「財政教育プログラム」
財務省は学校の授業で活用できる「財政教育プログラム」を設け、各地の高校などが実践を重ねている。今月は7日に、都内の公立中等教育学校で4年生を対象に実施。生徒は、予算編成作業を模擬的に体験するなどして、財政への理解を深めた。
インクルーシブ教育システムの充実目指して
第45回全国特別支援教育振興協議会
全国特別支援教育推進連盟、文科省、(独)国立特別支援教育総合研究所(特総研)は1日、東京都内で第45回全国特別支援教育振興協議会を開催した。主題は「インクルーシブ教育システムの充実を目指して」。宮﨑英憲・全国特別支援教育推進連盟参与・東洋大学名誉教授の記念講演、個別最適な学びの場の実現がテーマのシンポジウムなどを行った。全国特別支援教育推進連盟の創立60周年記念式典も実施した。
インスタント麺使いレシピ競う 小学生、材料・調理法を工夫
日本即席食品工業協会がコンクール 全国大会
小学生が考案したインスタントラーメンのレシピを競い合うコンクールの全国大会が11月26日、服部栄養専門学校(東京・渋谷区)で開かれた。身近にあるインスタントラーメンを素材に、材料や調理法、栄養バランスなどを考えることなどがねらい。一般社団法人日本即席食品工業協会が主催した。全国の各地区から書類選考で選ばれた11人の児童が参加した。