「裸の写真送れ」などの要求 女子高生、13%に被害
性教育協会調べ
性的な写真・動画などを送る「セクスティング」を求められた経験は、高校に通う女子生徒の13・3%にあったことが分かった。実際に送ったかどうかは調べていないが、友人や先輩・後輩といった身近な人からも、見知らぬ人からも被害を受けていた。調査グループに加わった弘前大学の古村健太郎准教授は、「オンライン上でのコミュニケーションについて、より徹底した教育が必須」との見解だ。
中央省庁と公立校の人事交流 当事者に聞く
公立学校教職員が教育委員会に勤めることは珍しくないが、文科省などの中央省庁と公立学校現場の間での人事交流も行われている。どんな思いで、省庁にあるいは学校に勤めているのか。3人に話を聞いた。
大阪・八尾市、不登校の中学生が減 校内外に居場所設け成果
全国では、不登校の小・中学生が過去最多を更新する中、大阪府八尾市では中学生の不登校が減っている。不登校の児童・生徒が集まって過ごせる場所を設けている他、オンラインで仲間と交流したり学習したりできる仕組みを設けるなどしてきた。2日のフォーラムでは、これまでの成果の報告などがあった。
目指すは「信頼される教育の創造」 全日本中学校長会研究協議会
岩手大会(下)
前回に続き、10月に開かれた全日本中学校長会研究協議会岩手大会の内容を紹介する。今回は分科会での研究・実践報告を扱う。
教育課程等の改善へ どう生かすか
今後の幼児教育の教育課程、指導、評価等の在り方検討会 最終報告 (下)
幼児教育は「環境を通して行う教育」が基本で「遊びを通しての指導」を中心に行うことが重要なことを確認するとともに、「現代的諸課題に応じて検討すべき事項」や「幼児教育と小学校教育との円滑な接続」などを盛り込んだ、文科省の今後の幼児教育の教育課程、指導、評価等の在り方に関する有識者検討会最終報告。今回は検討会の座長を務めた無藤隆・白梅学園大学名誉教授に、最終報告のポイントや今後の幼児教育の教育課程等の改善の検討を行っていく際に生かしてほしいことなどを聞いた。
生活科・「総合」を中心に 地域と協働し「共創力」育成
新潟市立白山小学校
地域の人と共に「豊かな未来」を創る子どもたちの資質・能力を育む新潟市立白山小学校(金子淳嗣校長、児童200人)。その力を「共創力」と呼び、目指すところは「目的に向けて他者と思いや考えを伝え合い、気付きや知識を更新する子どもの姿」(自己を高める子ども)だ。生活科と総合的な学習の時間を中心に授業改善に取り組み、その手だてとしてAARサイクルを導入。与えられた役割を果たし、目的を達成することで子ども一人一人の自己効力感も高まっている。
「自立した学習者」の育成目指す 1人1台端末を生かし
北海道教育大学附属函館中学校
北海道教育大学附属函館中学校(小林真二校長、生徒315人)は、個人の学習端末を活用した学習環境の在り方を研究している。昨年度から学習課題や振り返りなどを基に、生徒が自ら学習を調整できる「自立した学習者」としての資質・能力を育む指導に重点を置く。1日に実施したオンラインでの公開研究会の内容を、社会科の実践を中心に紹介する。
「現場主義」をモットーに ノーベル平和賞の取材に挑戦
崇徳高校(広島市)の新聞部
広島市にある崇徳高校(松尾耕司校長、生徒1243人)の新聞部は、G7サミットやノーベル平和賞に関する取材を通じて、平和問題に取り組んでいる。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞が決まった10月中旬、平和記念公園で街頭インタビューを実施。2年生の部員らは、被爆者らが期待した成果が得られなかったG7広島サミットの翌年、喜びのニュースを報道することになった。
「まね」でOK、自由に踊ろう! 体育でダンスエクササイズ「ズンバ」
茨城県立土浦特別支援学校・高等部
中南米をはじめとした世界中のダンス音楽を取り入れたダンスエクササイズの「ズンバ」。知的障害がある児童・生徒が通う茨城県立土浦特別支援学校で高等部の保健体育の授業に導入している。10月28日、その模様を取材した。
文化財や森林整備 小学校へ学び提供
茨城・常陸大宮市の有志団体
第66回全国社会教育研究大会茨城大会は10月24日から2日間、水戸市内で開かれ、茨城県常陸大宮市美和地区(旧美和村)からは、地域資源を生かした地域活性化事業についての実践紹介があった。有志の団体が整備した文化財を生かして小学生が授業の中で地域への愛着を育んでいるという。