No.6448号(2025年2月3日号)2面では「どうなる「授業時間の柔軟化」」を掲載

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現場の裁量高め、深い学びへ 学習指導要領改訂の本格審議始まる

中教審

 学習指導要領の改訂に向けた検討が中央教育審議会で始まった。大枠では、現行学習指導要領の中で掲げた「深い学び」の実現の方向性を踏襲し、そのための教科の目標・内容の構造化や、教育課程の柔軟化などが議論される。前回の改訂スケジュールと同様に進めば、来年12月ごろに文科相に答申する。

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授業時間の柔軟化 背景と課題は

 昨年12月に中央教育審議会へ諮問された学習指導要領の改訂では、授業の1単位時間の柔軟化が大きな論点だ。短縮した分を学校裁量とし、個別指導の充実や働き方改革につなげたい狙いがある。柔軟化に向けた背景と課題は何か。

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「理念浸透」テーマにロールプレーで「対話力」培う 「伝える力」向上へプレゼン

兵庫教育大学 教育行政トップリーダーセミナー (上)

ワークショップ型の講義・演習

教育長・教育行政幹部職員、学校管理職ら参加

 兵庫教育大学は令和6年度教育行政トップリーダーセミナーを全国4会場で実施した。各会場には現職の教育長や教育行政幹部職員、学校管理職らが参加。このうち昨年12月7、8の両日に開かれた関東地区(東京会場・後期)の様子を上下2回で紹介する。今回は講義・演習の内容を、次回は全体協議に登壇した浅野大介・石川県副知事の自身の経験を踏まえたリーダー論をまとめる。

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子どもの「やってみたい」に寄り添う 保育者が対話重ね環境を構成

兵庫・伊丹市の取り組み (下)

 「自分が好き・人が好き・遊ぶのが大好きな子どもを育む」を教育・保育目標に、目指す子ども像を「『自分は愛されている』と感じ、自分も人も大切にする子ども」として日々の保育を行っている、兵庫県伊丹市立さくらだいこども園(樹山尚美園長、園児198人)。保育者同士の対話を大切にしながら「子どものやってみたい気持ちに寄り添う環境の構成」を進め、「小学校教育を見据えた5歳児に必要な経験」としては子どもたちの「伝え合い」を日々の保育で大切にしている。

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AIアプリで教員業務削減 所見文章など作成に役立つ

元京都府公立小学校教諭が開発

日々の気付きを音声入力 データ蓄積

 教員が抱える業務負担の軽減に向け、生成AIを活用したアプリに注目が集まっている。開発したのは元京都府公立小学校教諭の越智敏洋氏((株)エデュワーク代表取締役)だ。所見欄(総合的な学習の時間や道徳科など)の作成などで音声入力機能を活用した点が大きな特色になっている。1日当たり1時間38分の業務削減につながったという実績もある。教師が子どもと向き合う時間の確保などに役立てることができそうだ。

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考え、議論する道徳の実現へ

日本道徳科教育学研究学会が研究大会

 日本道徳科教育学研究学会(田沼茂紀会長)は昨年12月、第2回研究大会を國學院大学(横浜市)で実施した。本年度のテーマは「道徳科の未来を創る」。学習指導要領が求める「考え、議論する道徳」の実現に向け、現場教員らの実践報告を基に、研究者や教員、大学生らが議論を行った。

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社会課題の解決へビジネスプラン 宮城県農業高校がグランプリ

 「高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)の最終審査会が1月12日、東京大学本郷キャンパスで開かれた。高校生がSDGsや防災といった社会課題の解決に向け、商品やサービスのアイデアを発表した。肥料費高騰で農家の負担が増加する問題を解決するため、稲の新しい栽培方法と新肥料を販売するプランをまとめた宮城県農業高校がグランプリを受賞した。

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岡山県教委、インクルーシブ教育のフォーラムを開催

 岡山県教委は昨年末、インクルーシブ教育に関するフォーラムを開いた。入院して抗がん剤治療を受けた生徒をオンラインで支えた工業高校、書字障害がある小学生に合理的配慮を提供して、入学者を決める適性検査を課した中高一貫教育校などから発表があった。

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学校×社会教育 茨城でセミナー

 茨城県水戸生涯学習センターは1月25日、茨城工業高専(ひたちなか市)を会場に、学校教育と社会教育に関するセミナーを開いた。県内の2教委から社会教育経験が豊かな教育長を招き、学校に外から人を招くことの意義などについて意見を交わした他、同高専の教員がプログラミングや生成AIについて講義した。

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