「チーム学校」どう実現
シンポジウムや分科会で討議
日本教育事務学会
「チーム学校を語りつくす」を大会テーマに、日本教育事務学会第3回大会が5日、国士舘大学多摩キャンパスで開かれた。学校の事務機能強化や専門能力スタッフの力を借りて、学校が抱える課題に対処しようと、中央教育審議会では「チーム学校」を提唱する。その実現のためには、何が必要か。シンポジウム、分科会、その後の総括討議で理解を深めた。
東京都中学校長会が研究大会
東京都中学校長会(会長=榎本智司・東京都新宿区立新宿中学校校長)は11月26日、都内で平成27年度研究大会を開催した。研究部と生徒指導部が全校長を対象に実施した調査の結果を報告した(生徒指導部の調査は12月7日付で既報)。
「オープン保育」園と保育士養成校が連携
学生の資質向上へ 実習前に現場知る
沖縄県で
事前に現場の園を知ることで実習での学びを深め、保育士になる学生の資質を高める―。沖縄県の私立認可保育園と養成校である沖縄女子短期大学が連携・協働し、昨年度からそうした取り組み「オープン保育」を始めた。本年度も引き続き開催した、「オープン保育」の内容を紹介する。
問題を解く楽しさ実感
市内の全4年生に「ワクワク算数」
東京・国分寺市教委
一見難しそうだが、ポイントが分かると楽しく解くことができる―。東京都国分寺市教委は本年度、算数の大切な考え方を身に付けられるそんな問題を使った授業「ワクワク算数」を実施している。子どもたちが主体的に考えながら、課題解決を図る要素が詰まった、この取り組みを紹介する。
キーワードは「実践知」「協同的な学び」
全国小学校理科研究協議会が大会
「知識基盤社会の時代を切り拓(ひら)く人間を育てる理科教育」を大会主題に、全国小学校理科研究協議会(会長=関根正弘・東京都足立区立弘道小学校校長)は3、4の両日、京都市内で第48回大会(実行委員長=山本泉・京都市立日野小学校校長)を開催し、延べ約1100人が参加した。本大会のキーワードとして「実践知」と「協同的な学び」を掲げ、洛央小学校、七条小学校、桂川小学校の3校が授業を公開。山中謙司・国立教育政策研究所学力調査官の指導講評と併せて紹介する。
全教育活動を通して行う「道徳」報告
関東甲信越中学校道徳教育研究大会
栃木県さくら市立氏家中学校などを会場に先月上旬、関東甲信越中学校道徳教育研究大会栃木大会が開催された。五つの分科会に分かれ、県内外の教員が道徳教育の研究を発表。「学校教育活動全体を通して行う道徳教育」をテーマとした第五分科会では、神奈川県の中学校が他教科と連携した道徳授業の開発、栃木県の中学校が道徳教育推進教師を中心とした学校全体での道徳教育の取り組みについて発表した。
即興型英語ディベート
都立西高校で交流大会
与えられたテーマについて15分間という短い時間で考え、肯定・否定のそれぞれの立場から英語で意見を戦わせる「即興型英語ディベート」の交流大会がこのほど、東京都立西高校(宮本久也統括校長、生徒966人)で開かれた。東京、埼玉、神奈川の公立高校から延べ5校74人が参加。身近な話題から時事的問題まで幅広いテーマを題材に、ディベートを通じて自らの考えや表現力、英語力を深め合った。
教育振興基本計画 市民の熟議で策定
山口・柳井市
中学生から市民や保護者、教員などによる熟議を積み重ねる教育振興基本計画作りを進めてきた山口県柳井市は5日、「第3回やない 立志の教育のつどい」で柳井市教育大綱・柳井市教育振興基本計画を公表した。「全ての市民が参加して作成した基本計画であり、全国でも例はないと自負している」と同市教育委員会の桑原眞教育長。そのビジョンがどう実現されるか、今後が注目される。