理数、加盟国1位保つ
OECD生徒の学習到達度調査
経済協力開発機構(OECD)が6日、昨年実施した生徒の学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。日本の科学的リテラシーや数学的リテラシーの平均点がOECD加盟国の中で最も高かった。既に公表されている国際数学・理科動向調査(TIMSS)の結果と合わせて、日本の理数能力の高さがあらためて証明された。(3面に詳報)
事務職員の関わり方探る
「チーム学校」テーマに大会
日本教育事務学会
「チーム学校」をテーマに、日本教育事務学会(会長=北神正行・国士舘大学教授)の第4回大会が明星大学で開催され、学校事務はチームにどう関わるべきかをめぐり、分科会報告などを基に議論を深めた。
PISA2015 依然低い科学への関心
学ぶ必要性感じる生徒は増
高校1年生を対象に2015年に実施した生徒の学習到達度調査(PISA)の結果が公表された。過去の調査同様、日本は3分野ともに平均点が上位グループだった。また、理科の学習に対する必要性を肯定的に捉える生徒が増加していた。ただ、科学を楽しいと感じる生徒は少なく、いかに興味を持たせるかが引き続き課題として示された。(1面参照)
東京都中学校長会研究大会
東京都中学校長会(会長=常盤隆・立川市立立川第二中学校校長)は11月22日、国立オリンピック記念青少年総合センターで平成28年度研究大会を開催した。大会では研究部(研究部長=上原一夫・台東区立上野中学校校長)と生徒指導部(生徒指導部長=前島正明・多摩市立多摩中学校校長)が実施した調査の結果を報告した。(1面参照)
鬼ごっこ 運動能力、社会性も育成
千葉・流山市幼児教育支援センター附属幼稚園
「鬼ごっこ」は、運動能力の向上だけでなく、さまざまな育ちにつながる遊びだ。ルールの変更、工夫について子どもたち主体で取り組むことで、話し合って友達と折り合いをつける、変化に対する柔軟さなどが育まれる。鬼ごっこを通して、社会性の育ちに着目した園の実践を紹介する。
「深い学び」目指すAL
キーワードは「つなげる」
川崎市立川崎小学校
次期学習指導要領に向けた授業改善のキーワード「アクティブ・ラーニング」(AL)。学習内容の深い理解(「深い学び」)を目指し、川崎市立川崎小学校(吉新一之校長、児童677人)では「つなげる」をキーワードに実践を積み重ねている。吉新校長が自身の教諭時代の経験を踏まえて作成した「教師の秘伝」。それをベースに、学びに向かうための基礎・基本となる学習規律や話し合いの方法などを学校全体で統一。来月1月20日に行う研究発表会では、これまでの成果を披露する。
「主体的な学び」へICTを積極活用
東京・板橋区立中台中学校
東京都板橋区立中台中学校(北村康子校長、生徒354人)では教科の特質を踏まえ、生徒が多様な学習形態の中で共に学びを深めていく環境として「教科センター方式」を導入し、思考力・判断力・表現力・主体性の育成に取り組んでいる。目指すのは生徒たち一人一人の主体的な学び。その手だてとしてICT機器を活用し、学力向上を目指した授業革新に取り組む。授業評価に関わる調査結果では、肯定的な回答が9割を超えるなど、生徒たちの学習意欲も着実に高まっている。
ディベートからネゴシエーションへ発展
神奈川県立横浜国際高校
英語科・国際科高等学校長会研究協議会から
全国英語科・国際科高等学校長会(理事長=森慎二・神奈川県立横浜国際高校校長)の秋季総会、研究協議会が11月17、18日に横浜市内で開かれた。実践発表では、神奈川県立横浜国際高校の増島香代教諭と山田佳子教諭が英語の授業におけるディベート活動を紹介。同校ではさらに、肯定・否定で勝敗を競うディベートから、協調による課題解決を目指す「ネゴシエーション」という新たな手法も開発・実践している。
学校支援ボランティア 公民館がコーディネート
茨城・鹿嶋市
茨城県鹿嶋市教委は今年4月から、退職した市職員がコーディネーターとして勤める公民館を核として、学校支援ボランティア制度を始めた。県中心部から離れた鹿嶋市。県全体の人口の偏りのため、この地域をあまり知らない教員が小・中学校共に多く着任する。地域をよく知るコーディネーターが地域社会と学校をつなぎ、子どもたちに、より豊かな学び、より安全な学校を提供できるよう目指している。
とびきりの一杯見つける楽しみ
クラフトビールで乾杯
12月になって、忘年会シーズンが近づいてきた。みんなで集まりぐいっと1杯…。でもちょっと待って。今年は、いまビール好きの間で広まっているクラフトビールも試してみませんか。