4市で独自に学級編制
県市の給与格差が課題
本社調べ
公立学校の教職員の給与負担などが今春、都道府県から政令指定都市に権限移譲されたことを受けて、4市が県と異なる学級編制基準を作った。市の実態に合った教員配置を進める狙いだ。一方、県から市の教職員へと身分が変更したことで、県市の給与格差をどう埋めるかが課題になっている。
どこまで早まる教員採用試験
西日本で顕著
受験者確保に懸命
教員採用試験の日程の早期化が関西・近畿地方を中心に進んでいる。いずれの自治体も「受験者確保」が狙いだが、期待する効果は生まれているのか。また早期化で影響の大きい教員志望学生は、どう受け止めているのか―。
色水遊びで科学する心育てる
意欲的に挑戦する環境用意
菜の花保育園(甲府市)
環境と関わることは幼児期の科学的体験の一つであり、思考力の芽生えにつながる。日々の遊びを通して、豊かな感性と好奇心、探究心、思考力を養うことは、子どもたちに「科学する心」を育てる。甲府市の菜の花保育園(渡邉正志園長、園児80人)では昨年度、「色水遊び」を通して、3歳児の「科学する心」を育んだ。
県・学力テストの「復習シート」作成
国語・算数、領域ごとに
埼玉県教委
「県学力・学習状況調査」(以下、学力テスト)の類似問題をまとめた「復習シート」を作成した埼玉県教委は、ホームページ上に新たに作成した問題とその解答をアップしている。小学校用と中学校用の2種類があり、問題は小学校算数であれば「数と計算」や「図形」といった領域ごとに分かれているのが特徴だ。同シートに関して、県教委では「学習内容の定着の確認や、子どもたち一人一人の学力をさらに伸ばすことに活用してほしい」と期待を寄せている。
修学旅行生が「通訳案内士」
観光客役のスタッフ相手に
「キッザニア東京」に新職業
子どもを対象とした職業の疑似体験施設「キッザニア東京」に、外国人観光客のツアーをガイドする新職業「通訳案内士」が誕生した。12日、東北から修学旅行で訪れた中学生を対象に、初めて実施された。
実践ガイドブックを作成
新潟県特別支援学校長会・教頭会
新潟県特別支援学校長会(会長=赤松雅史・県立高田特別支援学校校長)と同県特別支援学校教頭会(会長=小林俊明・県立上越特別支援学校教頭)がこのほど、オリジナルの「交流及び共同学習実践ガイドブック」「合理的配慮実践ガイドブック」の3巻目を完成させ、ホームページ上で公開している。誰にでも分かりやすく、読みやすいものをと作成された同シリーズは、県内のみならず、全国の小・中学校、高校、特別支援学校の現場で大いに役立ちそうだ。
次期指導要領 様変わりする高校地歴科、公民科 上
中教審答申から
今回の学習指導要領の改訂は、高校教育の改善が中心にある。小・中学校に比べて、高校の教科・科目の見直しが著しい。その中でも、地理歴史科、公民科は様変わりする。その狙いは何か。中央教育審議会答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(平成28年12月)から、今号では、新たに必履修科目として提言された「歴史総合」「地理総合」(地理歴史科)、「公共」(公民科)の内容を取り上げる。(地理歴史科、公民科などの選択履修科目は次号詳報)