部活動を週4日に
国に先行 独自の指針案作成
静岡市教委
静岡市教委が市内の中学校での部活動の活動日を週4日にすることなどを定めたガイドライン案をまとめた。市民からの意見募集(パブリックコメント)を経て、来年4月から適用する方針だ。スポーツ庁が部活動のガイドライン作りを進めているが、静岡市は国に先行する形で独自に作成した。
インクルーシブ教育で連携
大阪・大空小が東大院と協定
「みんなの学校」という題名の映画で、障害の有無にとらわれずに児童が学び合う様子が描かれた大阪市立大空小学校が21日、東京大学大学院の教育学研究科と連携協定を結ぶ。インクルーシブ教育について研究するとともに、その担い手を養成するという。教員研修の場で指導者を務められる人の育成や、東大の大学院に在籍し、中学校・高校の教員を目指す人にインクルーシブ教育について理解を深めてもらうことなどを目指す。
事故から「子の命守る」主題に分科会
全国公立学校教頭会研究大会埼玉大会
学校管理下等で子どもに関わる重大事故が発生すると、教育委員会・学校と保護者が対立関係になり、訴訟などに発展することが少なくない。さいたま市では平成23年に6年生児童の死亡事故が発生したが、当時の桐淵博教育長(現さいたま市政策アドバイザー)の行動と再発防止に向けた研修テキストの作成などにより対立が解消、今では遺族の桐田寿子さんと教訓を伝える講演などをしている。8月に開催された第59回全国公立学校教頭会研究大会埼玉大会の分科会で全国に発信した桐淵さんと桐田さんのメッセージを紹介する。(5面に関連記事)
自然の素晴らしさを感じ安心できる環境で園生活
すみよし愛児園(甲府市)
子どもたちが自分で感じ、やってみたい、見てみたいと思った時にすぐに行動に移せるような時間や空間を大切にしている保育に取り組む、甲府市の社会福祉法人ゆうゆう すみよし愛児園(矢巻行祥統括園長、園児75人)。五感で自然の素晴らしさを感じ、安心して生活できる環境とともに、保護者や地域の人たちとの協働にも力を入れている。
共生社会形成へ 特別支援教育の在り方探る
全特協 岡山県で全国研究協議会を開催
全国特別支援学級設置学校長協会(全特協、会長=山中ともえ・東京都調布市立飛田給小学校校長)はこのほど、岡山県内で第54回全国研究協議会を開催した。「共生社会の形成に向けて 一人一人の教育的ニーズに応え 豊かに生きる力をはぐくむ特別支援教育の推進と充実」を大会主題に、小・中学校における特別支援教育の在り方について協議した。
未来の教員 放射線を学ぶ
4大学連携の養成プロジェクト
東京学芸大で講座
北海道教育大学、愛知教育大学、東京学芸大学、大阪教育大学は平成24年度から、それぞれの頭文字を取った「HATOプロジェクト」と称し、4大学連携での教員養成に取り組んでいる。その一環で26年度から、「科学的な視点に立脚して放射線教育を実践できる中学校教員の養成」を目的とした「HATO放射線教育プロジェクト」を開講。このほど東京学芸大学でその授業が行われた。
「高校生ホテル」今年もオープン
静岡県立熱海高校
本物のホテルを舞台に1泊2日の接客業務担う
静岡県立熱海高校(杉山禎校長、生徒265人)のビジネス観光類型の3年生22人が本物のホテルで1泊2日の宿泊業務を請け負う「高校生ホテル」が本年度も11月7、8日にオープンする。今月上旬からは、同校HPを通じて宿泊予約が始まった。9月8日には、会場となる「味と湯の宿ニューとみよし」でプロの講師から接客・マナーについて学ぶなど、本番当日に向けて準備を進めている。
東京都の民生児童委員連合会が事例集
民生委員制度創設から100周年を迎えたことを受けて東京都民生児童委員連合会は今夏、これまでの委員活動の事例の中から、今後の活動に向けて参考になりそうなものを集約した事例集をまとめた。親から子への児童虐待の連鎖を断とうとした事例、配偶者間暴力から母子を救った事例、低所得世帯の子どもの大学進学を実現させた事例などを収めている。