要項逸脱、再考求める
大阪市教委 学テ結果公表に
全連小・全日中
大阪市教育委員会が同市立学校管理規則などを改正し、小・中学校の校長に全国学力・学習状況調査の結果公表を求めたことについて、堀竹充・全国連合小学校長会会長と細谷美明・全日本中学校長会会長はこのほど、永井哲郎教育長に対して意見書を提出した。意見書は、今回の決定は、文科省の実施要項を逸脱したものであり「遺憾」とし、本来の実施目的に沿った、慎重で良識的な判断を求めている。
グローバル人材の育成「多様性」の中で生きる力を
このテーマ キーパーソンとともに
小林 りん (公財)インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢設立準備財団代表理事
平成26年8月に長野県に開校予定の「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK=アイザック)」。私立の全寮制国際高校として、国際バカロレアの認定を受ける予定で、世界で変革を起こせるリーダーの育成を目指す。同校の教育方針に共感した生徒たちが、国内をはじめアジアを主に世界各国から集うことになる。グローバル人材の育成をテーマに、同校の設立準備財団の小林りん代表理事に聞いた。(聞き手=矢吹正徳・日本教育新聞社編集局長)
全国連合小学校長会研究協議会 上
第65回全国連合小学校長会研究協議会三重大会(全連小会長=堀竹充・東京都新宿区立早稲田小学校校長、大会実行委員長=稲垣隆・津市立芸濃小学校校長)が17、18の両日、三重県伊勢市・鳥羽市で開催された。大会主題は「新たな知を拓き 人間性豊かな社会を築く 日本人の育成を目指す小学校教育の推進」。13の分科会で26の研究・実践報告が行われた。
積み木遊びで感受性 2万個使い共同作業
幼稚園・保育園でワークショップ
木楽舎つみ木研究所(山梨・中央市)
山梨県中央市の木楽舎(きらくしゃ)つみ木研究所(荻野雅之代表取締役)では、年間に全国の幼稚園・保育園約50カ所で、積み木を活用したワークショップを開催している。2万個もの積み木を組み合わせ遊びながら、児童らは共同で複雑な造形活動に取り組み、感受性や社会性を育てている。
縄文~江戸 時代の流れ 体で表現
振り付け、ストーリーも構成
体育で公開研究会
千葉・習志野市立屋敷小学校
千葉県習志野市立屋敷小学校(岩島真一校長、児童673人)は10日、公開研究発表会を行った。研究テーマは「たくましい心と体を育むために」。同校では、表現運動、器械運動、陸上・ボール運動、保健の4部会を設けて、体育科研究に取り組んでいる。公開授業の中から、表現運動の取り組みについて紹介する。
授業場面などの「合理的配慮」で事例
特総研が研究成果報告書
(独)国立特別支援教育総合研究所(特総研)は研究成果報告書「インクルーシブ教育システム構築に向けた特別な支援を必要とする児童生徒への配慮や特別な指導に関する研究―具体的な配慮と運用に関する参考事例―」をまとめた。「小・中学校で学習している障害ある児童生徒の事例」を基に、「合理的配慮と基礎的環境整備の実際」を示した。
アートな書道授業が人気
じっくり自分と向き合い思いを表現
神奈川県立茅ケ崎高校
神奈川県立茅ヶ崎高校(山田彰彦校長、生徒952人)では今、生駒光識教諭による「日本一受けたい書道の授業」が生徒の人気を集めている。書を通して、自分自身とじっくり向き合い、他者と共感し合うことを大切にする生駒教諭の授業に隠された人気の秘密を探った。
被災地の不登校問題など報告
民生・児童委員の全国大会開く
3年に1度の改選を12月に控える中、全国の民生・児童委員、主任児童委員が10、11の両日、全国民生委員児童委員大会に参加した。千葉市内の会場には4千人ほどが集まり、東日本大震災の被災地の様子や、学校と連携していじめや虐待に対応する取り組みなどについて報告があった。震災により市外に転居した世帯の中には、子どもが、転居先の学校にも転居前の学校にも通わなくなるといった課題が生まれているという。