No.6189号(2019年04月22日号)3面では「公立夜間中学、2市で開校」を掲載

04.22

20190422-01

小学校で教科担任制拡大へ 中教審に諮問

 柴山昌彦文科相は17日、小学校での教科担任制の拡大などを含めた小・中学校、高校の総合的な課題を検討するよう中央教育審議会に諮問した。教員の負担軽減や指導力の向上、採用倍率の低下を背景に教員免許制度の見直しが議論される。

10連休 学校・自治体では 部活も抑制の動き、例年より休み多く

 今月27日から始まる10連休を受けて各地では夏・冬・春の長期休みを減らすなどして授業時間数の確保に努めている(1面参照)。今回の連休では、部活動改革と連動し、教職員も生徒も一定程度、まとまった休みとなりそうだ。一方で、休みが続くことで、生活指導や、いじめ・不登校への対応も課題となる。

校長講話 新元号「令和」をテーマに

 5月1日、元号が令和に替わる。全国の学校では連休明けに元号をテーマにした校長講話が行われるはず。「講話の名人」として知られる小・中学校、高校の校長経験者5人に講話例を作ってもらった。

質の高い授業へ「若手」育成サポート

元小学校校長がNPO立ち上げ

 退職から12年目を迎え、新たな一歩を踏み出した元小学校校長がいる。「若手」の育成などを目的に、NPO法人「授業高度化支援センター」を立ち上げた鏑木良夫氏(71)だ。自らを「授業インストラクター」と名乗り、全国各地で校種や教科等に関係なく飛び込み授業を行ってきた。その数は500を超える。70歳を過ぎても活躍している姿は教員世界の高齢化社会の一つのモデルといえそうだ。鏑木氏は「新たなことへのチャレンジを楽しんでいきたい」と話している。

「いのちの授業」一層の普及図る

鈴木中人・いのちをバトンタッチする会代表

 全国各地の学校などで「いのちの授業」をしている鈴木中人さん(いのちをバトンタッチする会代表)はこのほど、都道府県・政令指定都市教委や教育関係団体などに「いのちとがん・小児がん」について学べる書籍2000冊を無償で届けるプロジェクトをスタートした。書籍のタイトルは「子どものための『いのちの授業』 小児がんの亡き娘が教えてくれたこと」(致知出版社)。同書を活用した「『いのちの授業』づくり実践セミナー」も愛知、東京、京都の3都府で開催する。

進学率が低い学校ほど「学びの基礎診断」重視

高校教員の教育観や指導の実態調査

中央教育研究所

 高校生の基礎学力の定着状況を測る「学びの基礎診断」を大学進学率が低い学校ほど重要視していることなどがこのほど、(公財)中央教育研究所がまとめた研究報告の冊子「高校教員の教育観とこれからの高校教育」で明らかになった。この調査は、全国の普通科のある公立高校約3800校から無作為に350校を抽出。各高校7人の教員にアンケートで教育観や指導の実態を聞き、764人から回答を得た。回収率は31・2%。経験年数の浅い教員ほど、学びの基礎診断を重視している傾向なども分かった。

英語を使う仕事はいかが 修学旅行生が「通訳」に挑戦

東京・江東区の職業体験型施設で

 早くも修学旅行シーズンを迎え、「エデュテインメントタウン」を掲げるキッザニア東京(江東区)は修学旅行生でにぎわっている。この施設には実際の民間企業が協力。数時間で幾つもの職業が体験でき、働いた対価として支払われる通貨で買い物ができる。今年は新たに、英語の4技能を培うきっかけになるように、外国人スポーツ選手による記者会見の場を設定、修学旅行生は通訳として選手の会見を手助けする経験を積んでいる。

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