「総合」での探究的な学び「取り組む」小・中9割
全国学力調査
課題を見つけ、まとめ・表現する探究の過程を意識して総合的な学習の時間に取り組む学校が増えている。2019(令和元)年度の全国学力・学習状況調査で、こうした指導をしていると考える小・中学校が9割に上ることが分かった。学習指導要領の改訂を受けて授業改善を進めてきたためとみられるが、子どもたちの実感とは隔たりも見られる。
県内4割の学校に「口腔崩壊」背景に貧困、親の無関心
石川県県保険医協会調査
石川県保険医協会が県内の学校を対象に「学校歯科健診後調査」を実施したところ、約4割の学校に10本以上の虫歯があるなどの「口腔崩壊」の子どもがいることが分かった。他都府県の調査でも同様の傾向にあった。
「多様な教育課題に対応できる人材育成」など報告
東海北陸中学校長会研究協議会愛知大会
第59回東海北陸中学校長会研究協議会愛知大会(大会長=坂野幸彦・名古屋市立丸の内中学校校長)が7月4、5の両日、名古屋国際会議場で開催された。カリキュラム・マネジメントやチーム学校などをテーマに8分科会で16の研究・実践報告が行われた。各分科会ではテーマに即した紙上発表資料が配られ、参加者同士でのグループ協議を盛り上げた。
遊びの中の深い学びを語り合う
全国国公立幼稚園・こども園教育研究協議会三重大会
全国国公立幼稚園・こども園長会(会長=新山裕之・東京都港区立青南幼稚園園長)などは7月26、27の両日、三重県伊勢市と志摩市で第66回全国国公立幼稚園・こども園教育研究協議会三重大会を開催した。研究主題は「ひろげよう つなげよう 輝く 子どもの 未来に向けて~遊びの中の 深い学びを 語り合おう~」。研究発表では、全国各地を代表して3園がそれぞれ園経営、教育課題、教育内容をテーマに実践の内容を発表。参加者が、遊びの中での深い学びや子どもたちの育ちをつなぐ環境構成などについて考えた。
「学びに向かう力」主題に 「幼保小連携」の研修会
横浜市で
横浜市こども青少年局と同市教委は7月24、25の両日、市内で本年度「幼稚園・保育園・小学校教育連携研修会」を開催した。保幼小連携の推進と幼児教育から小学校教育への円滑な接続を目的に、30年以上にわたって実施している研修会。今回も市内の幼稚園・保育園・認定こども園の保育者、小学校教諭らが参加し、全体会の実践報告やシンポジウム、分科会を通して、互いの教育・保育について理解を深めた。そうしたことは、同じ視点を持って子どもの学びや育ちを小学校以降につなげることに結び付いている。
課題解決・仮説検証型への移行を
全国修学旅行研究協会が研究大会
(公財)全国修学旅行研究協会(岩瀬正司理事長)は7月26日、東京都千代田区の学士会館で、第36回全国修学旅行研究大会を開催した。大会では中高一貫教育校の修学旅行の実践紹介、新学習指導要領を踏まえた修学旅行の在り方についての講演などを行った。
全国高等学校家庭クラブ研究発表大会 兵庫大会
第67回全国高等学校家庭クラブ研究発表大会兵庫大会(全国高等学校家庭クラブ連盟成人会長=小林正基・東京都立竹早高校校長、大会実行委員長=若浦直樹・兵庫県立社高校校長)が1、2の両日、姫路市文化センター(兵庫県姫路市)で開催された。大会スローガンは「全国へ 幸せ運ぶコウノトリ 笑顔と思いをつなげよう」。大会では「学校家庭クラブ活動」と「ホームプロジェクト」についてブロックから選出された7人が実践を発表した。文部科学大臣賞を受賞した発表を中心に内容を紹介する。
コミュニティ校、働き方改革に一役
全国大会で報告
今年で8回目となる全国コミュニティ・スクール研究大会が2日、広島県府中市で開かれ、教職員の働き方改革などについて意見を交わした。地域住民が学校運営に参画するようになったことで、教職員の仕事量の多さが学校外に伝わっていき、プールの清掃作業が教職員の手から離れたなどの発言があった。