文科省概算要求 支援スタッフ拡充盛り込む
学習支援、印刷補助など3200人増
文科省は8月30日、2020(令和2)年度予算の概算要求をまとめ、公立学校の教育活動を支援する非常勤のスタッフの増員などを盛り込んだ。学習支援や不登校対応に当たる退職教員・学生を本年度の7700人から9100人に増やす。また、学校で配布物の印刷業務などを教員に代わって行うスクール・サポート・スタッフは5400人(本年度3600人)配置できるようにする。教員が児童・生徒への指導や教材研究に集中できる環境を整える狙いだ。
学校にも広がる「テレワーク」自宅で成績処理可能に
働き方改革の一環として、また来年の東京オリンピック・パラリンピック期間中の通勤の負担を軽減しようと注目が集まる「テレワーク」。民間企業、地方自治体に加え、学校に導入する動きが表れ始めた。ノートパソコン型の専用端末などを利用して自宅などで成績処理などの業務ができる。今年の夏休み期間中も活用されている。
全国公立小・中学校女性校長会全国研究協議大会埼玉大会が開催
全国公立小・中学校女性校長会(会長=平林久美子・東京都墨田区立両国小学校校長)は8月1、2の両日、埼玉県川越市で第69回全国研究協議大会埼玉大会を開催した。大会主題は「未来を拓き 心豊かにたくましく生きる日本人を育成する学校経営の推進~日本文化への誇りをもち 共に学び 未来社会を切り拓く力を育む学校経営~」。3分科会6分散会で研究・実践報告とそれらを踏まえた協議を実施した他、総会や記念講演などを実施した。
園庭・校庭の在り方、可能性を考える
国際校庭園庭連合日本支部 設立記念大会
園庭・校庭の活用や改善を支援する団体・個人の国際ネットワークである、国際校庭園庭連合(International School Grounds Alliance<ISGA>)。その日本支部が本年度設立され、8月17日に横浜市で設立記念大会を開催した。今後、子どもたちの豊かな遊び・学び・生活のための園庭、校庭の環境や活動の在り方、その可能性などを考えていく。
校長が「読解スキル向上教室」
夏休み、5・6年生の希望者対象
東京・板橋区立舟渡小
東京都板橋区立舟渡小学校(東みどり校長、児童465人)は夏季休業期間を使い、5・6年生の希望者を対象に、読解力向上を目的とした「リーディング・スキル教室」(全5時間)を実施した。当該学年の約6分の1の児童が参加し、5日間にわたって授業を担当したのは東校長。子どもたちが自らの学びをコーディネートし、学習方法を習得できるような授業を目指したという。
売買契約、解消できる条件は?18歳成年へ必要性高まる法教育
法務省が東京で教員向けセミナー
法務省は8月20日、東京都内で「教員向け法教育セミナー―成年年齢引き下げと新学習指導要領を踏まえて」を開催した。法改正による成年年齢引き下げを控える中、法教育の重要性を同省から説明。小・中学校、高校の校種別に模擬授業も行い、同省が作成した教材を使った指導方法を示した。
マリンロボコン初開催「水中ドローン」で技術力など競う
千葉県立館山総合高校が総合優勝
全国水産高等学校長協会
全国水産高等学校長協会(理事長=古木正彦・静岡県立焼津水産高校校長)は、7月31日から8月2日にかけて、東京海洋大学で、「第1回全国水産・海洋高等学校マリンロボットコンテスト」を開催した。このコンテストは水中で活動するロボットの技能や知識などを評価するもの。7校13人の生徒たちが「実技」と「プレゼン」の2部門で競い、千葉県立館山総合高校の海洋科海洋工学コースの生徒が総合優勝した。
「大学」ってどんなとこ?親元離れて暮らす小中高生が体験
夏休み
実の親から離れて児童養護施設などで暮らす小・中学生、高校生が今夏も名古屋市立大学を訪ね、「1日学生証」を携えて大学生活を送った。そうした子どもたちの大学進学率は実の親の元で暮らす子どもたちよりも大幅に低い傾向にあり、同大学と名古屋市が協力して2013(平成25)年から毎年、このような事業を続けている。