新型コロナで一斉休校 教員、思いは複雑
新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした政府の突然の休校要請から2週間。学校は教育課程外で子どもたちを預かったり、1カ月にも及ぶ休校中の子どもの学習や生活のサポートに取り組んだりと前例のない対応に追われている。最前線にいる教員たちの思いは複雑だ。(2・4面に関連記事)
新型肺炎 校長から見る臨時休校中の学校は
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、政府から出された臨時休校要請。これを受けて学校はどんな対応に迫られたのか。過去に連載「校長塾 経営力を高める最重要ポイント」に登場いただいた小学校と中学校の校長2人に9日現在の状況を寄稿してもらった。
「主体的・対話的で深い学び」目指して 幼稚園が実践研究の成果を発表
国研 研究協議会から
現在の幼稚園教育要領では、子どもたちの発達に応じた遊びや生活を通して「主体的・対話的で深い学び」を実現することが求められる。幼保連携型認定こども園教育・保育要領、保育所保育指針も同様だ。2月7日に開催された、本年度の国立教育政策研究所教育課程研究指定校事業研究協議会では、本年度から2年間の研究指定を受けた2園が、子どもたちの発達に応じた「主体的・対話的で深い学び」についての指導内容・方法の工夫・改善に関する実践研究の成果を発表した。
実践発表 ルーブリック作成しパフォーマンス評価
全国小学校英語教育実践研究会第16回大会 下
全国小学校英語教育実践研究会(会長=近藤卓・京都市立久我の杜小学校校長)は2月7、8の両日、山梨県内で第16回大会(実行委員長=松谷ゆかり・甲府市立里垣小学校校長)を実施した。テーマは「2020年度小学校学習指導要領全面実施への架け橋」。今回は2日目に行われた分科会の発表内容を中心に紹介する。
対話を重視、主体的に学ぶ生徒育成 「全員道徳」と学校図書館の活用土台に
金沢市立西南部中学校
金沢市立西南部中学校(高島栄治校長、生徒816人)は2月18日、研究発表会を行った。主体性を持ち自ら意欲的に学ぶ生徒の育成を目指し、対話を重視した取り組みを実施。特に「道徳科の授業」と「学校図書館の活用」に力を入れた。道徳科は単元ごとに教員が変わる「全員道徳(ローテーション道徳)」で、生徒が多様な考えに触れる機会を設けた。学校図書館の活用は、学校司書の支援を受けグループ学習などを行った。
「人をそだてる 心をそだてる」合言葉に 福祉分野のスペシャリスト育成
埼玉県立誠和福祉高校
「人をそだてる 心をそだてる」を合言葉に福祉分野のスペシャリストの育成を目指す埼玉県立誠和福祉高校(利根川典子校長、生徒482人)。前身の時代を含めて創立50周年を迎えた同校は、地域からの期待と信頼が厚く、福祉やボランティア活動などで交流を深める他、福祉科の介護福祉士コースの生徒の多くが介護福祉士の資格を取得する、就職希望者の就職率が100%といった特徴がある。同校の教育活動については民生・児童委員からの関心も高く、視察依頼が定期的にあるという。
本社調査結果から 教育政策、各自治体の「独自事業」は
日本教育新聞社が昨年12月、抽出した市区町村の教育長を対象として行ったアンケートで「独自事業」を挙げてもらったところ、今後の教育政策づくりの参考になりそうな事例が集まった。その概要をまとめた。