児童・生徒のコロナ感染、1カ月で2倍に
新型コロナウイルスに感染した児童・生徒は1カ月間余りで2倍近くに増えたことが文科省の集計で分かった。学校内での集団感染の例が少ないことを踏まえ、文科省は5日の通知で、地域一斉の学校休業は、社会活動全体が停止するような場合でなければ避け、児童・生徒や教職員が感染しても1人だけなら休業しないよう求めた。高校の部活動に関して、感染リスクが高い活動を一時的に制限することを検討するなどの対策も掲げた。
わいせつ教員「永久に免許失効」断念を批判 被害者らが会見
文科省が昨年末、児童・生徒への性犯罪、わいせつ行為によって教員免許状が失効した場合、再取得を不可能とする法改正を断念したことを受け、被害者らから批判の声が上がっている。文科省は今年の通常国会に、わいせつ行為で免許が失効すると二度と教職には就けないようにする法案を提出できないか検討してきた。全国学校ハラスメント被害者連絡会などは昨年12月28日の声明文で、「断念理由の詳細を求める」などと訴えている。
活用法見えず後退か? 大学入試の主体性評価
大学入試センター試験に代わり、今月16、17日に初めて実施される大学入学共通テスト。それとともに今後導入が検討されているのが、受験生の「主体性」を含めた多面的評価だ。ただ実施方法などを巡って高校・大学の関係者の間で理解が深まらず、大きく後退する可能性も出てきた。
地区校長会で取り組む校外研修、キャリア教育で職場体験などの取り組みを紹介
全日本中学校長会研究協議会和歌山大会誌上発表 下
前回に続き、全日本中学校長会研究協議会和歌山大会の分科会での誌上発表の内容を紹介する。
「身の丈にあった幸せ」を考える 前川財団がオンラインセミナー
公益財団法人前川財団(前川真理事長)は昨年12月11日、日本保育学会会長の汐見稔幸・東京大学名誉教授を招き、Zoomを活用したオンラインセミナーを開催した。講演のテーマは「『身の丈にあった幸せ』とは何だろう!」。全国から260人以上の申し込みがあった。
大震災学び、共通点探る 仙台・神戸の2小学校、オンラインで合同防災教育
仙台市立南材木町小・神戸市立成徳小
仙台市立南材木町小学校(小野寺治歌校長、児童325人)は12月2日、ウェブ会議システム「Zoom」を活用し、防災教育の一環として神戸市立成徳小学校(山崎悦子校長、児童971人)とのオンライン授業を行った。共通するのは阪神・淡路大震災、東日本大震災を経験した被災地の学校であること。時間がたっても被災者の変わらない思い、時と場所を超えた共通点(「悲しくてつらい思いは同じ」など)を模索し、子どもたちが未来に向けて自分がすべきことを考えた。
今こそ笑いで学校を明るく!「教育と笑いの会」がオンラインイベント
笑いで教育界を明るく元気にするとともに、職場や授業での笑いの効用などを探るため、元公立中学校校長の玉置崇・岐阜聖徳学園大学教授が立ち上げた「教育と笑いの会」は昨年11月28日、第13回となる会を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインで実施。当日は現役の中学校教員による教育漫才の他、落語、大喜利などを披露した。
「県北の雄」としての誇り胸に 歴史と伝統を継承・発展
広島県立三次中・高校 上
村上・特別記者がリポート
平成30年度に全日制・定時制課程に県立中学校を併設して新たなスタートを切るとともに、創立120周年記念式典を開催した広島県立三次中・高校(安原敏光校長、全日制生徒518人、定時制29人、中学校160人)。広島県では、県南部に人口が集中し、北部は減少が続いているが、「県北の雄」として教育活動の充実に努め、高い進学実績を維持している。同校の主な活動や学校経営を村上悦雄・特別記者にリポートしてもらった。
変形労働時間制 本年度12道県で整備
教員の勤務時間管理が厳格になる中、文科省が本年度の働き方改革の調査結果を公表した。勤務時間を客観的な方法で把握するようになった自治体が増えていた。また、1年単位の変形労働時間制の導入準備を本年度中に進めるのが12道県に上ることも分かった。
教員による虐待防ぐ法律を 救済機関の必要性も訴え
教員による児童・生徒への暴行・体罰、性犯罪・わいせつ行為が問題化する中、千葉県内のNPOが昨年12月、教員による児童・生徒への虐待を禁止するよう法整備を求める意見書を文科省に提出した。提出を受けた文科省児童生徒課では「考えていく必要がある」と応じたという。一部の自治体では、この問題に関し、児童・生徒を救済する機関を設けたり、性犯罪について児童・生徒が学ぶ機会を設けたりする動きが出ている。
「県北の雄」としての誇り胸に 歴史と伝統を継承・発展
広島県立三次中・高校 上
村上・特別記者がリポート
平成30年度に全日制・定時制課程に県立中学校を併設して新たなスタートを切るとともに、創立120周年記念式典を開催した広島県立三次中・高校(安原敏光校長、全日制生徒518人、定時制29人、中学校160人)。広島県では、県南部に人口が集中し、北部は減少が続いているが、「県北の雄」として教育活動の充実に努め、高い進学実績を維持している。同校の主な活動や学校経営を村上悦雄・特別記者にリポートしてもらった。