高校入試に独自の「スピーキング」来年度から 調査書へ加算
都立高校
東京都教委は令和4年度実施の都立高校入試から、受験生に独自の英語スピーキングテストを課す。結果は6段階で評価し、調査書点に加算して利用する。入試の見直しを通じて中学校の4技能指導の充実を促す。
震災10年迎えた防災学習の見直しなどを報告
全日本中学校長会研究協議会 静岡大会 上
全日本中学校長会(会長=宮澤一則・東京都板橋区立中台中学校統括校長)は10月21、22の両日、第72回研究協議会静岡大会(大会実行委員長=宮崎正・浜松市立曳馬中学校校長)をオンライン形式で実施した。大会主題は「新たな時代を切り拓き、よりよい社会を形成していく日本人を育てる中学校教育」。今回は全体協議会、次回は分科会での発表内容を紹介する。
各園の保育学び合い、質向上へ 4園でオンライン研修会
東一の江幼稚園など
昨年から新型コロナウイルスの感染拡大が続き、対面での研修会や公開研究会の実施が制限される中、急速に普及しているのがオンラインによる開催。パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどがあれば、園や自宅にいながら研修会や研究会に参加したり、他園の保育者とつながったりできるメリットは大きい。そうした中、東京都と神奈川県の私立幼稚園・こども園4園は本年度から、合同でオンライン研修会を開催し、各園の保育を学び合って自園の保育の質向上につなげる取り組みを始めた。
国際教育で地元・世界の文化学ぶ 創設教科「Globe」研究発表会
北海道東川町教委
北海道東川町教委は10月22日、「創設教科『Globe』研究発表会」をオンラインで実施した。この教科では地域の文化などを学びつつ、国際社会で活躍する人材の育成を目指している。町内の小学校などが授業を実践。研究発表会で実践報告が最多だった町立東川小学校では、東川町と世界の給食を比較して外国人にお薦めしたいオリジナル給食を考える授業や、パラリンピック選手について英語で紹介する授業などに取り組んでいる。外国人と交流しようとする子どもの意欲も高まっている。
外部団体と連携でボランティア活動 コミュニティ・スクール活用
大分・日田市立津江中
大分県日田市立津江中学校(中野照行校長、生徒29人)は、コミュニティ・スクール(CS)の活用を通して、地域の外部団体と連携したボランティア活動などに取り組んでいる。その一つとして、子どもたちが東日本大震災の被災者にプレゼントを渡すプロジェクトを実施。プロジェクトに関わってきた中野校長は「子どもたちを育てるためには地域の力が必要。教員の負担を軽くすることにもなる」と話す。
企業と連携して商品を販売 ジャムや野菜など作り
都立専門学科高校の実践的な探究活動
東京都立園芸高校(並川直人校長)と都立農芸高校(小堀卓二校長)の生徒たちが10月30日、学校の特色などを生かして作成・栽培したジャムや野菜などを販売した。本年度、都教委が推進している「民間企業と連携した専門学科高校の実践的な探究活動」の取り組み。商品販売は午前11時30分からスタートし、商品を求める客でにぎわった。15分で完売になった商品もあり、生徒から「こんなに売れるとは思わなかった!」などの喜びの声が上がっていた。
手話通じた学びと交流の場 コロナ禍、ろう・難聴児の孤立防ぐ
大阪市のNPO「サイレントボイス」
コロナ禍で教師や友達とのコミュニケーションが取りにくくなり、孤立しがちな聴覚障害のある子どもたちに、学びや交流の場を設けている団体がある。全国の友達とオンラインでつないだり、大学生と出会わせたり。そんな活動の様子をのぞいた。
「人の未来をつくる」食育とキャリア教育テーマに事例紹介
文教大学経営学部は10月30日、主体的・対話的で深い学びと探究の時間の在り方に関して学び合うオンライン研究会「アクティブ・スクール・マネジメント」を開催した。5度目の開催となる今回のテーマは「食育と職育(キャリア教育)」。発起人である新井立夫教授の下、先進的な食育やキャリア教育に取り組むパネリストが事例を発表した。会の終盤では食育と職育の共通点が見つかるなど、参加者に新たな気付きをもたらした。