学校での支払いに「ネットバンク」導入など 文科省が働き方改革事例集を改訂
文科省は2月25日、「学校における働き方改革事例集」を改訂し、公表した。令和2年度版を基に、令和3年度の取り組みを加えた。学校から業者への支払いの際、インターネットバンキングを導入し、37・5時間の節約につながった事例などを収録している。
ここまで進化 卒業アルバム新技術
児童・生徒が学校を卒業していく時期となった。今も卒業アルバムは在学中の様子を記録にとどめ、振り返る貴重な品として、卒業生の手に渡っていくが、技術の進化も著しい。新しい技術を採用してどのようなアルバムが実現しているのか。各地の動きをまとめた。
「働き方改革」主題に研修大会をオンデマンド配信
全国公立学校教頭会中央研修大会
全国公立学校教頭会(長谷川右会長)は2月10日にオンラインでの開催を予定していた中央研修大会について、新型コロナの感染拡大を受けてオンデマンド形式に改め、2月16日から公開を始めた。テーマは「働き方改革」で基調講演とシンポジウムを行った。視聴期間は3月31日まで。
園・学校の共通の視点示す「幼保小の架け橋プログラム」の手引案 上
2月24日に開かれ、審議経過の骨子案などについて議論した中央教育審議会「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会」の第6回会合。その中では、「幼保小の架け橋プログラムの実施に向けての手引き(初版)(案)」を示した。今後、今回の会合で出た意見を反映した上で、最終的な「手引き(初版)」をまとめる予定。今回から2回にわたって、「手引き(初版)(案)」の内容を紹介する。
朝に「体操」、集中力高め脳活性化
福岡・飯塚市立菰田小の学力向上策 上
学力向上などで注目されている学校がある。取り組み1年目から成果を上げている福岡県飯塚市立菰田小学校(石井幸子校長、児童157人)だ。知・徳・体の基礎・基本を徹底。ICTを活用し、「知識構成型ジグソー法による協調学習」(東京大学と連携)のさらなる充実も図った。効果的だったのは、子どもたちの集中力を高め、脳を活性化させる新たに取り入れた運動だったという。同校の取り組みを上・下で紹介する。
未来につながる学力育成へ キャリア教育に力注ぐ
福井市至民中学校 下
平成20年度に移転開校した福井市至民中学校(小林真由美校長、生徒403人)。特色ある校舎や異学年型クラスターなどの導入が話題となり、全国各地から大きな注目を浴びた。今回は、同校が力を入れて取り組むキャリア教育の実践を中心に紹介する。
「学力向上委員会」に生徒が参加 教員と議論し共に授業改善
岡山県立和気閑谷高校 下
村上・特別記者がリポート
前回に続き岡山県立和気閑谷高校の教育活動や学校経営について村上悦雄・特別記者にリポートしてもらう。
自ら目標定め、実現へ主体的に行動「エージェンシー」育む
千葉県立流山高等学園「私の時間」
千葉県立特別支援学校流山高等学園が本年度から取り組んでいるのが、変化の激しい社会を生きるために必要とされる「エージェンシー」の育成だ。よりよい環境をつくるため、自ら目標を定め、責任ある行動を取ろうとする能力を指すという。先月、オンラインで研究1年目の成果と課題を公開した。
テスト・通知表・校則なし 自由教育を記録した映画「夢みる小学校」感想語り合う
学芸大で勉強会
自由教育の学校として知られる「きのくに子どもの村学園」を取り上げた映画「夢みる小学校」が公開されている。テストも通知表も校則もない。そんな学校で学ぶ子どもたちを記録したドキュメンタリーだ。東京学芸大学の教職大学院で学ぶ教員らが勉強会で語り合った。