児童による学校トイレ掃除 保護者の6割賛成
民間調査
小学生の保護者のうち、6割近くは児童による学校トイレ清掃に賛成だったことが民間団体による調査で分かった。コロナ禍に伴い、児童・生徒によるトイレの清掃を取りやめる学校が出ているが、何らかの教育的効果を期待する考えが垣間見える結果となった。児童の排便状況なども調べており、便秘傾向のある保護者の子どもは、そうでない保護者の子どもと比べ便秘の傾向が強かった。
「生理」学び、働きやすい学校に 大阪府教委が教員研修会
大阪府教委は今夏、府内の教員を対象に、女性の生理について知識を深め、考えてもらう研修会を開いた。衛生用品などを手掛けるユニ・チャームが事業所を対象に提供しているプログラムを活用。より働きやすい職場にするための心構えを養おうというもので、大阪府教委も、児童・生徒をはじめ、教職員ら誰もが過ごしやすい学校となることを目指した。
どう守る 教職員のメンタルヘルス
シンポジウムが開催
教職員のメンタルヘルス問題について考えるシンポジウム「学校にもウェルビーイングな風を~教職の魅力向上のために」(主催=教職員のメンタルヘルスプロジェクト、NPO共育の杜)が5日、那覇市内で開かれた。精神疾患による病気休職者を学校現場から減らすにはどうしたらよいのか。学校内外のメンタルヘルス問題に詳しい関係者が話し合った。
義務教育学校化へチーム学校強化、働き方改革で「17時完全下校」などの取り組みを紹介
全日本中学校長会研究協議会 北海道(札幌)大会 下
前回に続き、全日本中学校長会研究協議会北海道(札幌)大会の内容を紹介する。今回は分科会での研究・実践報告を扱う。
生活・遊びの中に歌を取り入れ 多様な音感じ、表現する
全日本音楽教育研究会全国大会幼稚園部会 下
「楽しむっちゃ!音楽~響きあおう 感動のきずなで~」を大会主題に1、2の両日に行われた、令和4年度全日本音楽教育研究会全国大会山口大会(総合大会)(全日本音楽教育研究会、中国・四国音楽教育研究協議会、山口県音楽教育連盟主催)。幼稚園部会は「感じよう 音や音楽を 全身で~感性と創造性を豊かに発揮する園児の育成~」をテーマに、公開保育と研究発表を実施した。今回は、研究発表の内容について紹介する。
工業の未来を考えよう オンラインで宇宙産業の専門家と直接対話
愛知教育大学附属名古屋小
5年社会
愛知教育大学附属名古屋小学校(阿部健一校長、児童589人)で8日から15日まで公開授業が行われた。授業の様子は来校参観とライブ配信で公開した。9日に行われた5年生の社会の授業の単元は「わたしたちのくらしと工業生産」。笠巻一倫教諭が担任する5年3組の児童たちが、航空宇宙産業の企業の専門家から地元産業を題材に工業生産の課題と展望を聞き、「これからの日本の工業生産はどうあるべきか?」について考え、問いを立てた。
SDGsの視点で課題解決能力育む エネルギー・環境教育
兵庫・加古川市立加古川中学校
エネルギー教育支援事業(一般社団法人日本電気協会新聞部)の助成などを受け、兵庫県加古川市立加古川中学校(山本照久校長、生徒928人)ではエネルギー・環境教育に取り組んでいる。重点に置くのは、SDGsの視点で生徒の課題解決能力を育成すること。主体的・対話的で深い学びの実現を目指し、ICTを効果的に活用した授業づくりにも力を入れている。
ICT機器活用状況調査発表、ポストコロナの教員研修についてシンポなど
全国普通科高等学校長会 総会・研究協議会から下
前回に続き、全国普通科高等学校長会の第72回総会・研究協議会での発表内容などを紹介する。
学習に困難ある子、少人数教室で支援 全ての児童が活用可能
神奈川・厚木市立毛利台小学校
神奈川県厚木市立毛利台小学校(多田智子校長、児童466人)は「一人一人を大切にする教育」を目指し、個別のニーズに対応する支援教育に力を入れる。代表的な例が学習に困難のある児童を少人数授業でサポートする「のびっこルーム」だ。全ての児童を対象とした同校の取り組みは、インクルーシブ教育に新たな視座を投げ掛ける。
教育長会議でオンライン部活などの「不登校支援」報告
B&G財団
ブルーシー・アンド・グリーンランド(B&G)財団は9日、同財団の施設がある自治体の教育長らを対象とした教育長会議を開いた。今回は、不登校問題に焦点を当てた。岐阜県高山市からは、東京都とほぼ同じ面積に小・中学校が点在するという地域事情から、不登校の児童・生徒が通う教育支援センター(適応指導教室)の場所として、市役所支所と同財団の海洋センターを活用し、より多くの不登校生が通えるようにしたとの報告があった。