No.6358号(2023年2月6日号)3面では「「共通テスト」、教員の見方は」を掲載

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共生教育の推進校設置を 支援学校と小中高を一体化

文科省素案

 文科省は1月26日、特別支援教育の充実策を話し合う検討会議に報告素案を示した。特別支援学校と、小・中学校や高校を一体化した「共生教育推進学校(仮称)」の設置を国に求めた。通常の学級に在籍し、通級指導を受けていない、支援が必要な児童・生徒にも支援計画を作成することも提言した。

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大学入学共通テスト 2023年の出題傾向と指導法は

 大学入学共通テストが1月14、15日に行われた。ほとんどの教科で問題の分量が増え、時間内に全て解答するのが難しかったとされている。出題傾向と今後の指導のヒントを高校現場の教員らに解説してもらった。

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配置状況や職務のやりがい、負担感など 副校長・教頭の現状は

全国公立学校教頭会令和4年度調査

 全国公立学校教頭会(漆崎英二会長)はこのほど、公立小・中学校の全会員を対象に行った令和4年度調査をまとめた。単位教頭会・副校長会対象の団体調査と個人調査の2部構成。全国の副校長・教頭の置かれた現状を把握し、教育現場の課題解決と地位向上につなげることが目的。調査は昨年6月から7月にかけて実施した。

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子・保育者の主体性を重視 疑問や失敗は「学びの機会」

認定こども園いぶき幼稚園(神戸市)

 「自分で考えて、自分で決めて、自分で動ける、主体性の高い子」を教育目標に、子どもと保育者の主体性を大切にした幼児教育・保育に取り組んでいる、神戸市の(学)鈴蘭台学園 認定こども園いぶき幼稚園(阿部能光園長、園児335人)。子どもたちも保育者も主体性を発揮できる「共主体の教育の場づくり」はコロナ禍でも実践を続け、「新しい園生活」を自ら築き上げる5歳児の姿は令和3年度ソニー幼児教育支援プログラム優秀園審査委員特別賞を受賞した。1月13日には実践提案研究会を開催し、公開保育などを実施した。

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読解力向上へ「文の基本構造把握」などのスキル育む

 子どもにとってより分かる授業の実現に向け、「読解力」の育成に取り組む福島県西会津町立西会津小学校(菅家由紀子校長、児童180人)。身に付けさせたいリーディングスキルを6能力に分類し、その力を「基礎的・汎用的読解力」として各教科等の学習を通して育てている。目指すところは、子ども一人一人が教科書を読んできちんと理解することができ、「主体的・対話的で深い学び」の実現につなげることだ。

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「京都の観光問題」解決策をプレゼン 修学旅行事後学習で

外部団体が指導・審査

東京・練馬区立練馬中学校

 修学旅行先として高い人気を誇り、世界各国からの観光客も絶えない京都。しかし、観光客の増加は、混雑や渋滞といった課題やマナーの低下などにつながり、頭の痛い問題だ。東京都練馬区立練馬中学校(日下石直美校長、生徒510人)は昨年11月、「京都の観光問題」をテーマに、プレゼンテーションの校内大会を開いた。発表内容については、京都の観光業の関係者や同校でプレゼンを指導した団体が審査。「オーバーツーリズム」(観光公害)の解決案を提案したグループが、最優秀賞を受賞した。

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「2030年のユニフォーム」テーマに各高校がビジネスプラン提案

最優秀賞に都立芝商業高校

産官学連携「東京プランニング・ラボ」最終発表会

 産官学連携の高校生版ビジネススクール「東京プランニング・ラボ」の最終発表会が1月14日、東京・中央区のオンワードホールディングス本社2階大講堂で行われ、塗装会社で野外作業を行う社員が身に着ける新しい作業服のデザインなどを提案した都立芝商業高校のチームが「最優秀賞」を受賞した。プレゼンのテーマは「2030年のユニフォーム」。各校のプレゼン内容はサステナビリティや社会情勢、さまざまな業界・企業が抱える課題などを踏まえたという。

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令和4年度 文部科学大臣優秀教職員表彰

 優秀教職員表彰は国公私立の幼稚園・幼保連携型認定こども園、小・中学校、高校、特別支援学校などから799人の教職員と、54団体の教職員組織が対象となった。このうち、民間団体などからの推薦に基づいて選考する「社会に開かれた教育実践奨励賞」では、今回は4人の個人と4校の教職員組織が受賞した。対象者の一覧は次の通り。

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挑戦通じ自信、新たな夢へ歩み出す 吃音のある若者が接客するカフェ

ドキュメンタリー映画が完成

 吃音のある若者が接客するカフェが、全国各地で開かれている。昨夏、川崎市でも1日限定でオープン。この度、同カフェに参加した若者たちによるドキュメンタリー映画が完成した。映画は、吃音に悩みを抱える若者たちがカフェへの挑戦を通して自信をつかみ、新たな夢に向かって歩み出すまでを描く。昨年12月には、都内で試写会が開かれた。

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全校区の住民らが工夫しコロナ下でも多様な体験を

東京・小平市「放課後子ども教室」

 コロナ禍に見舞われ、子どもたちの体験の場の確保が課題となる中、東京都小平市では、「放課後子ども教室」の運営を続け、放課後や休日に、さまざまな体験の場を設けてきた。全国には、本年度に入って2年ぶりに再開した地域や、本年度に入っても実施していない地域がある一方で、小平市では全国一斉の学校休業があった年から再開。本年度も、全ての小学校と中学校で住民らが工夫を凝らした活動を続けている。

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