No.6362号(2023年3月6日号)15面では「戦争と平和、紙芝居で学ぶ」を掲載

03.06

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校務・学習データを統合、情報の一覧化も促進 次世代システムで最終案

文科省専門家会議

 校務の情報化について検討している文科省の専門家会議が最終まとめ案を了承した。次世代の校務支援システムの在り方として、校務系と学習系のデータをインターネットのクラウド上で統合し、教職員の端末から接続できるようにすることを掲げた。また、各種データを画面に一覧化して表示するダッシュボードの活用を促す方針も示した。

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自転車乗用時 ヘルメットを 4月から全年齢で努力義務化

 今年の4月から、自転車乗用中のヘルメット着用が年齢を問わず努力義務となる。交通事故の総数は近年、劇的に減りつつあるが、自転車乗用中の事故は、令和3年に重傷を負った人の数が前年を上回り、楽観できない状況だ。在校中は校則などで着用を強く指導しても卒業後に「ヘルメットともお別れ」なら、この状況は変わらない。自転車乗用時のヘルメット着用を巡る最近の動きをまとめた。

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「感動の涙あふれる学校」目指す「情熱・謙虚」核に人材育成

兵庫・姫路市立野里小学校

 世界遺産の姫路城のバッファゾーン(緩衝地帯)にあり、周囲に約200軒の町家が残る兵庫県姫路市立野里小学校(松尾弘子校長、児童250人)。松尾校長は「感動の涙あふれる学校」を経営のスローガンに掲げ、人材育成や校内研修の充実、町家の保存活動を含めた地域との連携に力を注いできた。取り組みの一端を紹介する。

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保育の役割発信、幼保小接続充実へ 公開保育と研修会実施

厚木緑ヶ丘幼稚園(神奈川・厚木市)

 架け橋期(義務教育開始前後の5歳児から小学校1年生の2年間)の教育の充実へ向けて実施が求められている「幼保小の架け橋プログラム」。そこでは、子どもに関わる大人が立場を超えて連携することが必要になる。神奈川県厚木市の(学)緑ヶ丘学園 認定こども園厚木緑ヶ丘幼稚園(難波有三園長、園児179人)では、幼保小接続の一層の充実と架け橋プログラムの実現に向けて1月20日、幼稚園・保育園・認定こども園の保育者、小学校教員、教育委員会関係者らが参加した公開保育と研修会を開催した。

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「軍艦島」学び、行事に生かす 発表会で歌交え、平和願う

樗木・大阪市立鶴見南小学校主務教諭

 日本の近代化を支えた炭坑(現在は廃坑)がある端島(長崎市)。現在は「軍艦島」(無人島)と呼ばれている。この島を扱ったオリジナルの教材を作り、実践を積み重ねているのは大阪市立鶴見南小学校(松本学校長、児童607人)の樗木厚主務教諭。調べ活動や話し合いなどを通して、自ら学ぼうとする子どもたちの姿も増えているという。

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新設教科「創造デザイン科」を研究 創造的に問題解決図る資質・能力育む

金沢大学附属中学校 上

 新しい教育課程とその指導法の開発を目的とする文科省研究開発学校の指定を受ける金沢大学附属中学校(三戸望校長、生徒476人)。生徒一人一人の持つ強みを協働させ、「新たな価値を創造する資質・能力」を育む新設教科「創造デザイン科」に関する研究を行っている。その取り組みと合わせ、特定分野に特異な才能を持つ生徒への指導の在り方についても検討。同校の取り組みを上・下で紹介する。

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大学入学共通テスト「公共」試作問題など基に議論

東京都公民科・社会科教育研究会

 東京都公民科・社会科教育研究会(会長=沖山栄一・東京都立世田谷泉高校校長)は2月11日、都内で大学入学共通テスト解析会を開いた。有志の教員が令和7年度実施の「公共」や、本年度の共通テストの内容について議論した。同研究会の他、各地の研究会で出された意見は、全国公民科・社会科教育研究会で集約し、大学入試センターに提出する予定だ。

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「探究の対話」 コミュニケーション能力向上の一助に

宮城県立支援学校女川高等学園

 「一人一人の人格と個性を尊重しながら、生徒の特性に応じた適切な職業教育を行い、自己の持つ能力や可能性を伸ばし、社会的・職業的に自立できる心身ともに健康で、誰からも愛される生徒を育成する」を教育目標としている、宮城県女川町の県立支援学校女川高等学園(須田一憲校長、生徒69人)。職業的に安定し、自立した生活をしていくための学習の一つとして、生徒のコミュニケーション能力向上を目標に、安心感を基盤とした対話を通して一人一人の考えを深めていく「探究の対話」(p4c)に取り組んでいる。

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戦争と平和を紙芝居で学ぶ 学生サークルが中学生へ出前授業

東京・多摩市

 ロシアによるウクライナ侵攻から1年となる日を目前に、多摩大学附属聖ヶ丘中学高校(石飛一吉校長)は2月18日、長崎市への原爆投下を描いた紙芝居を教材に、戦争と平和について考える授業を行った。同じ多摩市内にある大学の学生サークルが協力。学生は、「平和の語り部になってください」などと5歳ほどしか年齢差がない中学校2年生の生徒に呼び掛けた。

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