進路学習経験、日本は豊か 米中韓の高校生世代と比べ
日本の高校生は米中韓の3カ国の同世代と比べ、「進路選択の方法」「職業の種類や内容」など将来の生き方や進路についての学習の経験は豊かだったことが国立青少年教育振興機構による調査で分かった。一方、将来の生き方や進路に関わる活動としてボランティア活動を経験した割合は4カ国中、最低だった。
公費での接種率上昇の子宮頸がん予防ワクチン 学生サークル、啓発に尽力
子宮頸がんなどを予防するワクチンの公費接種を巡り、昨年4月から対象となる児童・生徒への個別案内が再開となり、接種率が再び上がっている。個別接種の案内がなく、接種の機会を失った世代への公費接種も始まった。これらに先立ち、養護教諭を目指す学生が参加するサークルが、接種するかどうかを判断するための情報提供を求めるといった動きがあり、サークル活動の一環としても啓発に努めている。
教員の処遇改善へ 特別部会が初会合
教員の処遇改善や働き方改革について議論する中央教育審議会の「質の高い教師の確保特別部会」が26日、初会合を開いた。委員からは、国や教育委員会それぞれが働き方改革で主体的に役割を果たすことの必要性を指摘する声や、前例や慣習にとらわれない幅広い議論が必要だとする声があがった。部会長には千葉大学教授の貞廣斎子氏が就いた。
「学校は魅力ある」と誰もが思えるように
吉原 勇 全国公立学校教頭会会長(東京都杉並区立済美小学校副校長)
新会長に聞く 下
6月2日の総会で全国公立学校教頭会の会長に就任した吉原勇・東京都杉並区立済美小学校副校長に本年度の重点や抱負などを聞いた。
子どもの笑顔あふれる社会に向け 全国私立保育研究大会徳島大会
公益社団法人全国私立保育連盟と徳島県私立保育園連盟は6月14~16の3日間、徳島市で全国私立保育研究大会徳島大会を開催した。新型コロナウイルス感染症の影響で過去3年の大会が延期・中止されており、4年ぶりの開催となった。大会主題は「子どもの笑顔∞まけまけいっぱい~子どもが真ん中の社会を目指して~」。子どもの笑顔が無限大にあふれ出す社会の実現に向けて、子どもを取り巻く課題を見つめ直し、保育の在り方を考え、学んだ。
導入10年以上 小学校外国語の課題と今後は
直山 木綿子 文科省視学官
学習指導要領の改訂により、令和2年度から中学年(3・4年)は外国語活動、高学年(5・6年)は外国語科に取り組んでいる。小学校に外国語教育が本格的に導入されたのは平成23年度。10年以上が過ぎたことになる。外国語教育の普及・推進などに携わってきた直山木綿子・文科省視学官に、これまでの成果や課題などを聞いた。
企業や競技団体が地域部活動を運営 中学校にない種目も開設
東京・渋谷区「部活動改革」プロジェクト 上
東京都渋谷区では区内の企業・団体が中学校の部活動などを支援する取り組みが行われている。「シブヤ『部活動改革』プロジェクト」という名称で、本年度は区立中学校の生徒たちが10にわたる活動に参加。今回は同プロジェクトで活動する(株)MIXIの「デジタルクリエイティブ部」、次回は日本フェンシング協会による「フェンシング部」を取り上げ、プロジェクトの展望、統括する一般社団法人渋谷ユナイテッドの活動全般とともに紹介する。
外部連携で行動力を育む がん治療研究支援のNPOなどと協働
クラーク記念国際高校東京キャンパス
クラーク記念国際高校東京キャンパス(保志悦宏キャンパス長、生徒613人、東京都新宿区)は、探究学習を通じた課題解決力の育成に力を注ぐ。特徴は「外部連携」を重視することだ。がん治療研究に対する寄付・啓発事業等を行う認定NPO法人「deleteC」(小国士朗代表理事)との活動を例に、話を聞いた。
同じ敷地内の高校と支援学校で交流 相互理解も促進
阪神昆陽(兵庫県)
同じ敷地の中にある、兵庫県立阪神昆陽高校と阪神昆陽特別支援学校。両校では立地を生かし、授業や学校行事などさまざまな場面で障害のある生徒とない生徒が互いに交流し合っている
民主主義とは 関心喚起 福島の青年会議所が選挙教育
公益社団法人白河青年会議所(福島県、白河JC)では、選挙教育プログラムを「みらいく」の名で平成28年度から実施している。近く有権者となる子どもたちが民主主義をはじめ、選挙の意義や、投票することの重要性について、講義と模擬選挙で学べる。1単位時間(45分)のプログラムとなっている。