No.6407号(2024年3月4日号)2面では「学年担任制広がる中、廃止も」を掲載

03.04

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遠隔授業活用しやすく 「特例校制度」を廃止

新年度から

 文科省は新年度から、中学校と高校でそれぞれ、遠隔教育に関する仕組みを改め、より利用しやすくする。中学校は受信側の学校に配置する教員の要件を緩和。高校では、全日制や定時制の高校でも不登校生徒に対する遠隔授業を単位として認める。

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じわり広がる学年担任制 効果は

教員複数で多角的に見る

状況踏まえ仕事分担

 子どもたちの中でクラスになじめない不登校が急増し、教師は心が折れて病気休職する人が減らない―。子どもも大人もストレスを抱える学校現場で、学級担任を固定せずに複数の教員が交代で担当する「学年担任制」に取り組む学校や自治体がじわりと増えている。どんな効果をもたらしているのか。

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5歳児、8割がネット利用 一日111分、動画視聴が多く

こども家庭庁調査

 こども家庭庁は2月26日、青少年のインターネット利用に関する令和5年度調査の結果を公表、5歳児の79・4%がインターネットを利用していることが分かった。5歳児は保護者が回答し、前年度よりも2・1ポイント増えた。0歳から17歳まで、おおむね、年齢が上がるほど利用率は高くなる傾向にあり、0歳児の利用率は15・7%、17歳になると99・8%に達した。

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経営のキーワードは「整える」 学校便り通じ課題明示

実態に合わぬ活動見直す 単元テスト、全員担任制…

 かつて、宿題や定期テストを廃止し、全員担任制を導入したことなどにより全国的に注目を集めた千代田区立麹町中学校(堀越勉校長、生徒426人)。当時の工藤勇一校長の著書『学校の「当たり前」をやめた。』は多くの教育関係者に読まれ、類似の取り組みが各地で行われている。しかし、同校では現在、生徒の実態に合わないことから見直しが進められている。今回から3回にわたり、同校の現在の姿を紹介するとともに前校長のインタビューを掲載する。

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実践事例を書いて共有、検討深め力量向上 多面的な見方・捉え方培う

京都市立幼稚園エピソード研修会 上

 実践事例を基に保育の内容や子どもの姿を問い、語り合うことで保育の質向上につなげる園内研修が広がりを見せている。こうした研修の質をより高めていくことが求められる中、京都市立幼稚園が長年取り組んでいる「エピソード研修」が注目される。子どもたちの記録を基に保育者がエピソード(事例)を書いて園全体で共有し、検討を深めることで保育者の力量を向上させていく京都市立幼稚園の「エピソード研修」について、2回にわたり紹介する。

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令和の教師に必要なのは 授業力向上へセミナー

 東京都練馬区立大泉西小学校(岩切洋一校長)は2月22日、「授業力向上セミナーin東京」を実施し、日本各地から多くの教員らが参加した。授業づくりの工夫などに加え、令和の時代にあるべき教師像についても話し合った。公開授業について検討する教科別分科会の後、「『令和の教師』の授業力向上のために」をテーマにしたシンポジウムを実施。「次年度も開催してほしい!」という要望の声が寄せられたという。

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健全な財政の在り方追究 給付と負担のバランスを討論

社会保障費巡るリポートまとめ

 先進的な取り組みを積極的に授業に取り入れている東京都渋谷区立上原中学校(浜田真二校長、生徒298人)。同校は2月9日、国の健全な財政の在り方を追究する社会科(公民的分野)の授業を公開した。前日には、令和3年度から総合的な学習の時間の中で導入している「シブヤ未来科」の学年発表会を実施。生徒たちは理想とする渋谷のまちづくりの構想をプレゼンした。3年生を対象にした二つの授業の様子を紹介する。

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第3回「プレゼン甲子園」 奈良県立国際高校が最優秀賞に輝く

 プレゼン力や表現力などを競う第3回「全国高校生プレゼン甲子園」の決勝大会が開催され、近畿ブロック代表に選ばれた奈良県立国際高校の3年生3人によるチーム「Team GUM」が「最優秀賞」に輝いた。決勝大会は昨年8月に行われ、福井県教委が一般社団法人プレゼンテ―ション協会と実施。全国各地で選ばれた高校生が福井の地に集い、自分たちのアイデアを多くの人の前で提案した。

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小学校との学びの連続性高める 教育目標をインクルーシブ化

筑波大学附属大塚特別支援学校が研究発表

 筑波大学附属大塚特別支援学校が2月9日、文科省の研究開発学校として2年次目の研究発表会を開いた。知的障害特別支援学校で、小学校の学びとの連続性を高めるため、社会科や生活科での教科横断的な学びに取り組んだ。

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辛くなったらオンライン上の「隠れ家」へ NPOが開設

子ども向け仮想空間 NPO開設

絵本作家 ヨシタケさんの世界広がる

 地方自治体と連携して自殺を防ぐ施策を立案したり、単独で相談受け付けの場を設けたりしているNPO法人の自殺対策支援センターライフリンク(東京・千代田区)は「自殺対策強化月間」の今月から、スマートフォンで操作できる仮想空間に、子ども向けの「隠れ家」を設ける。一人で思い悩む時間を少しでも減らし、相談・支援につなげることなどが狙い。絵本作家などとして活躍するヨシタケシンスケさんが描いた世界がその場となる。

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