日本語指導必要な児童・生徒 過去最多、約7万人に
令和5年度文科省調査
日本語指導が必要な児童・生徒数が15年間で2倍以上に増えたことが文科省の調査で分かった。令和5年度は6万9123人に上り、前回の令和3年度調査時より1万人以上増加。過去最多となった。特別支援学級に3千人以上の児童・生徒が在籍していたことも明らかになっている。
デフリンピック国内初開催を控えて 聴覚障害理解へ当事者が授業
聴覚障害がある、世界中のアスリートが競い合うデフリンピックの国内初開催まで1年余りに迫った。教育界でデフリンピックや聴覚障害について知り、親しもうという機運が高まりつつある。
高校生、英語で職場体験 駐在経験者との座談会など
都教委事業
東京都教委は、都立高校生が国内外に事業を展開する企業などに足を運び、英語を使った職場体験をしたり、社員と交流したりする取り組みを夏休み期間中に実施した。今月6、7日には、大手ゼネコンの鹿島建設(東京・港区)で海外駐在を経験した社員らとの座談会などを実施。海外生活の体験談や英語力向上に向けたアドバイスに、生徒は真剣に耳を傾けていた。
プレゼン力磨く極意は 「気持ち」を言葉に乗せ、伝えよう
「校長の仕事は人前で話すこと」という言葉があるが、実際に各所であいさつを求められることが少なくない。しかし、誰しも得意なわけではなく、何をどう伝えたらよいか悩むこともあるだろう。TEDxTokyoの共同創設者の一人で大学院大学至善館教授を務めるパトリック・ニュウエルさんに日本で立ち上げた理由とプレゼン力を磨く極意を聞いた。
市全体の教育の質向上に向けて
札幌市幼児教育センターと研究実践園の取り組み (上)
市全体の幼児教育の質の向上を図るための中核的な役割を担っている、札幌市幼児教育センター。全10園が研究実践園となっている市立幼稚園・認定こども園と一体となり、研究、研修、教育相談・支援、幼保小連携などを進めている。文科省の「今後の幼児教育の教育課程、指導、評価等の在り方に関する有識者検討会」の中間整理に盛り込まれた「幼児教育センター」「今後の公立幼稚園の役割」のモデルになるような実践を平成20年度から継続・発展させてきた、札幌市幼児教育センターと研究実践園の取り組みについて3回にわたり紹介する。
各大学で小学生向けイベント
各大学で行われている小学生向けの企画が増えている。大学の施設や専門的な知識を活用した体験型学習を実施することで、参加した子どもたちの学びの充実にもつながっているようだ。8月1日に実施された2大学のイベントを紹介する。
小学校~高校 段階踏み地域課題を探究
全国歴史教育研究協議会 研究大会 分科会発表から
全国歴史教育研究協議会(南和男会長)は7月25、26の両日、さいたま市で研究大会を実施した。本年度のテーマは、「歴史教育における探究とは何か」。「歴史教育と地域連携」の観点から実践を検討した分科会で、埼玉県比企郡小川町の取り組みが発表された。小・中・高で段階的に地域課題を探究する「おがわ学」の事例を紹介する。
第72回全国高校家庭クラブ研究発表大会開催 文部科学大臣賞受賞2部門を紹介
高校生が家庭科の授業で学んだことを生かし、家庭生活の充実や地域の課題解決に向けて実践する全国高等学校家庭クラブ。1、2の両日、第72回の研究発表大会を鎌倉芸術館(神奈川県鎌倉市)で開催した。今年のスローガンは、古都・鎌倉市での開催にちなみ、「いざ行かん!海・山越えて 羽ばたくかもめと みなと未来へ」とした。2部門に分けて行われた研究発表で、文部科学大臣賞に輝いた発表を紹介する。
ボルトとナットで巧緻性を 支援学校教員が日頃の工夫紹介
茨城県
茨城県立協和特別支援学校(大竹幸子校長)は今夏、地域連携体制構築事業として、小・中学校、高校の教員などを対象とした研修会を開いた。手先の細かな動きを身に付けるための、ボルトやナットを使った活動をはじめ同校の教員が普段の授業で導入している工夫を紹介するなどした。
地元企業の社員 実業高校で講師に 放課後、電気工事の資格取得支援
福島県西郷村
幅広い職種で人手不足が続く中、福島県西郷村の電気工事関連企業の社員が年間20回ほど、工業系学科を置く県立高校に出向き、生徒の資格取得を支援している。合格率が大きく高まるとともに、支援を受けて卒業後、この企業に入社する生徒も出始めた。