No.6432号(2024年9月23日号)3面では「校内に「居場所」、不登校激減」を掲載

09.23

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少年の凶悪犯、過去5年で最多 20歳未満の性被害も増加

1~8月

 警察庁は13日、今年1月から8月までの刑法犯総数を公表、20歳未満が犯した刑法犯は2年続けて増え、5年前を上回ったことが分かった。コロナ禍の広がりにより、一時は減ったものの、今年は、コロナ禍による行動制限がなかった平成31(令和元)年の数値を上回った。20歳未満の被害は性犯罪などで増えた。

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不登校中の成績評価 促進求め法令改正

学習意欲に応え、自立支援

 文科省が8月下旬、不登校児童・生徒の学習を学校の成績に反映できるとする法令改正を行った。不登校の件数が急増する中、フリースクールなど学校外での学びを何らかの形で評価するよう求めたものだ。校長の判断を促すため、教育委員会の積極的な関与が求められている。

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「居場所」設け不登校激減 東京・豊島区の中学報告

NPO主催のサミットから

 車座になって座ったり、けん玉や立体パズルなどで遊んだりできる場を設けた東京都豊島区立西池袋中学校で16日、「中学校内の居場所サミット」が開かれた。同中学校では昨年5月、玄関そばに居場所を整備。NPOの協力により、週に2、3日ほど生徒を見守る要員を確保し、昼過ぎから夕方にかけて、生徒は思い思いに過ごせるようになった。不登校が大きく減ったなどの報告があった。

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地区全体で子ども育む 幼保含めた協議会設置

高知市立春野中学校 (上)

宮田・特別記者リポート

 平成20年の合併で高知市に編入した春野町。令和3年度に高知市立春野中学校に赴任した小川真悟校長は、着任以来、地域全体で子どもを育んでいこうと「春野地区小・中学校運営協議会」を立ち上げ、多様な関係者を「春野の教育に責任を持つ当事者」に変えつつあり、さまざまな活動が展開されている。元高知市立中学校校長の宮田龍・特別記者に紹介してもらった。

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インクルーシブな保育を考える 特総研幼児班が夏のセミナー

 乳幼児期の特別支援教育について主に幼稚園・認定こども園・保育所をフィールドとして研究を進めている、国立特別支援教育総合研究所(特総研)の幼児班(乳幼児期の特別支援教育に関する研究班)。8月28日に本年度夏のセミナーをオンラインで開催した。広瀬由紀・共立女子大学教授の講演と特総研幼児班による話題提供を実施し、参加者と共にインクルーシブな保育について考えた。

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ニーズに応じた対人支援を探る 初の学術集会開く

日本ヒューマンケアリング教育学会

 教育、医療看護、心理など多様な分野の実践・研究を推進することを目的に置く日本ヒューマンケアリング教育学会(代表理事=岩崎保之・関西大学教授)。同学会は8月10日、全国規模の学術集会(集会長=佐藤聖一・国際医療福祉大学准教授)を武蔵野大学(東京・江東区)で初めて実施した。参加したのは教員を含む教育関係者や研究者など。知識や経験などを持ち寄り、学び合える学会の一つとして注目されている。同集会などについて紹介する。

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復興教育通じて自尊感情高まる 12年間の取り組みを総括

日本教育会教育実践顕彰の会長賞受賞

創作太鼓で地域の願い表現 子ども・高齢者目線の避難地図作成

 「ふるさと野田村を愛し、その復興・発展を支える人材の育成」という主題で、岩手県野田村立野田中学校の菊池勉校長が、復興教育「太陽プロジェクト」の12年間にわたる取り組みを総括した。具体例として、地域での「創作太鼓」の披露や、避難地図の作成がある。取り組み前後のアンケート調査を分析したところ、生徒たちの自尊感情が高まったことが分かった。公益社団法人日本教育会の第14回教育実践顕彰で会長賞を受賞した論文から、プロジェクトの内容を紹介する。

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地域の企業と連携し探究学習 商品開発、食品ロスをテーマに

関東第一高校(東京・江戸川区)

 東京都江戸川区にある関東第一高校(乙幡和弘校長、生徒2493人)では、地元の企業と連携して探究学習に取り組んでいる。社会に対する理解を深めることで、自ら有益な課題が設定できるようになることを目的とする。11日に実施した探究成果発表会で、特進コースの1年生が現場経験の豊富な社員からアドバイスを受けた。

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校内体制づくり、人材育成策を交流

全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会が兵庫県で研究協議会

 全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会(全特協)(会長=大関浩仁・東京都品川区立第一日野小学校校長)は8月1日、兵庫県で全国研究協議会を開催した。特別支援教育に関する指導経験を校内でどう広げ、どのような校内体制を整えたかといったことが話題に上り、小学校で専科教員が授業をしている間、学級担任の教員が特別支援学級を担当するなどの報告があった。

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地域文化財 「汗かき地蔵」学びの題材に

福島・中島村

 福島県中島村の文化財となっている「汗かき地蔵」。昔から異変が起こりそうになると、汗をかいて人々に知らせるという言い伝えがある。総合的な学習の時間の題材として、村の小学生は地蔵自体と、地蔵に対する住民の思いを学んでいる。

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