No.6446号(2025年1月20日号)10面では「ミュージカル学び「教師力」」を掲載

01.20

OK0120025012000101

教職員も震災後生まれに 「阪神・淡路」から30年

兵庫の県立高校生

 阪神・淡路大震災は17日で発生から30年の節目を迎えた。児童・生徒はもちろん、若手教職員も震災後生まれの世代となり、当時の模様を伝承することが課題となっている。震災後、環境防災科を設けた兵庫県立舞子高校では毎年、同校に着任した教職員を対象に、生徒が震災体験の聞き書きを続けてきた。直接体験を持たない教職員は自分の親から聞いた話などを生徒に語り聞かせるという。

この記事を電子版で読む

教職員未配置4700人超え 「子どもへの影響が深刻」

全教調査

 全国の教職員未配置数が昨年10月時点で、少なくとも4700人を超えていたことが9日、全日本教職員組合(全教)の調査で分かった。未配置校では授業や安全確保などに影響が出ているとの声が上がっている。全教は同日の記者会見で未配置の早急な改善・解消と、教員の業務量削減を訴えた。

この記事を電子版で読む

解説 学習指導要領の改訂 内容の重点化と構造化を

 昨年末、中央教育審議会に学習指導要領の改訂が諮問された。教師の負担軽減が課題となる中での難しい審議になりそうだ。改訂の焦点を教育課程が専門の石井英真・京都大学准教授に聞いた。

この記事を電子版で読む

都の教育課題や麹町中の現状報告 中友会研修会

学校挙げ授業研究、雰囲気変化

 東京都の公立中学校の退職校長で構成する中友会(草野一紀会長)は12月14日、都内で研修会を実施した。研修会の講師は堀越勉・東京都中学校長会会長(千代田区立麹町中学校校長)=写真=で、「東京都の中学校教育における課題」を中心に現状を語った他、勤務校の麹町中の学校経営についても紹介した。

この記事を電子版で読む

病棟保育を考える CEDEPセミナー開催

 病院の病棟で行われる保育である「病棟保育」。東京大学発達保育実践政策学センター(CEDEP)は昨年12月8日、「病棟保育を考える」をテーマとしたセミナーを開催した。病棟保育については重要性が理解される一方、正式なガイドラインもなく課題の多い状況にある。セミナーでは、これまでのCEDEPによる研究で明らかになった知見を紹介するとともに、病棟保育士4人が普段の保育で大事にしていることや実践の工夫について話した。

この記事を電子版で読む

60年目迎える伝統の日記指導 指定ノート使い、家庭で日課に

大阪市立西天満小(上)

 創立150年以上の歴史を持つ大阪市立西天満小学校(弘元介校長、児童308人)。来年度で60年目を迎える伝統的な取り組みがある。それは日記指導だ。全校児童が、毎日欠かさず書くことが日課となっている。子どもたちの書く力を育成することに加え、各教科等の授業で取り組む言語活動の充実にもつながっている。日記にコメントを書き添える教員にとって一人一人の児童理解に役立っているという。同校の取り組みを上・下で紹介する。

この記事を電子版で読む

温かい関わり合い目指して 縦割り班の活動、全校行事多く

高知市立義務教育学校行川学園

 高知市北部の山あいにあり、平成28年度から義務教育学校として小中一貫教育に取り組んでいる同市立義務教育学校行川学園(三浦洋志校長、児童・生徒56人)。「温かい関わりを目指して」を目標に、学校行事の全校での実施や縦割り班による日常的な活動など小学生と中学生が一緒に活動することなどを通して、子どもたちがコミュニケーション力を伸ばし、自己肯定感を高めている。

この記事を電子版で読む

一体感・つながり感を「総探」で育む 3学科設置の環境踏まえ

広島県立広島皆実高校 (上)

 広島市の中心部にあり、前身は明治34(1901)年に開校した伝統校、広島県立広島皆実高校(吉村薫校長、生徒1035人)。普通科、衛生看護科(専攻科課程も併置)、体育科の三つの学科があり、吉村校長は、学校行事と「総合的な探究の時間(Zest)」の工夫により、皆実生としての「一体感・つながり感」を育む環境づくりを進めてきた。円滑な学校運営に向けた日々の取り組みを村上悦雄・特別記者に上下2回でリポートしてもらった。

この記事を電子版で読む

不快に感じぬ話し方、普段から ラジオ、ミュージカル通じ表現力磨く

東京理科大

 教員として授業に求められるコミュニケーション力などを伸ばそうと「ラジオ」と「ミュージカル」を素材とした2講座が昨年末、東京理科大学で受講生から高い評価を得つつ最終回を迎えた。2講座とも学生は作品制作に臨み、ラジオ講座を受けた学生の一人は、誰が聞いても不快感を持たない発言内容について考えを深めたとして、「これは一朝一夕で身に付くものではない」などと話していた。

この記事を電子版で読む

文理選択で良い影響受けたのは― 母親1位、女子は男子の1・6倍

高大生に民間調査

 文系・理系の進路を選択する際に、母親や教員から影響を受けたと考えている高大生は男性より女性の方が多いことが民間の調査で分かった。文理選択でプラスの影響を受けた人に母親を挙げた割合が、女子は男子の1・6倍に上り、理系女子は文系女子より、父親の影響を受けた割合が1・8倍だった。

この記事を電子版で読む

関連記事

日本教育新聞電子版 クレジットカード決済でのお支払い 住所変更のお申し込み

ページ上部へ戻る