No.6447号(2025年1月27日号)2面では「作文の粗筋、「生成AIで」」を掲載

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広がる高校生ボランティア 能登目指し、大阪から埼玉から

 阪神・淡路大震災を背景とした平成7年の「ボランティア元年」から30年となり、高校生世代による支援活動も大きく広がっている。大阪府立北摂つばさ高校では、平成23年から東日本大震災の被災地訪問を続け、昨年は能登半島地震の被災地にも出向いた。能登では埼玉県立所沢高校から有志生徒が豪雨災害に伴う復旧活動に参加している。能登では今年もボランティアの参加を募っている。

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生成AI、国が新指針 テクノロジーで才能を開花

 文科省が先月、改訂版を公表した「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン」。生成AIが普及し始めたばかりの頃に策定した暫定版ガイドラインでは「限定的な利用から始める」としていたが、改訂版では、「日常使い」を視野に入れた活用を掲げ、「子どもたちが生成AIをはじめとするテクノロジーを使いこなし才能を開花させることは重要」と訴える。新ガイドラインの下、どんな活用が考えられるか。

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5県教委から能登支援団 役立った「避難所運営の経験」

 能登半島地震で被災した地域で支援に当たった5県の教委職員が先月、オンラインで互いの経験について話し合った。災害発生時の「心のケア」や、防災教育の充実などに取り組んでいる一般社団法人の「社会応援ネットワーク」(高比良美穂代表理事)の呼び掛けによるもの。同法人の防災教育実践交流会の諏訪清二座長(防災教育学会会長)が進行役を務めた。

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副校長・教頭の未配置 小・中合わせて168校

全国公立学校教頭会 令和6年度調査

 全国公立学校教頭会(松野博文会長)はこのほど、公立小・中学校の全会員を対象に行った令和6年度調査をまとめた(1月20日付で一部既報)。単位教頭会・副校長会対象の団体調査と個人調査の2部構成。全国の副校長・教頭の置かれた現状を把握し、教育現場の課題解決と地位向上につなげることが目的。調査は昨年6月から7月にかけて実施した。

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小学校教育を見据え「5歳児に必要な経験」まとめる

兵庫・伊丹市の取り組み (上)

 「幼児教育推進計画」の策定や「幼児教育ビジョン」「幼児教育カリキュラム」「保育環境構成のてびき」の作成、幼児教育センターの取り組みなどを通して、公立・私立・幼稚園・保育所・認定こども園の別なく市全体の乳幼児教育の質向上を図っている兵庫県伊丹市。市教委と幼児教育センターは本年度、幼保小接続への理解促進と5歳児に必要な経験の共有に向けて、「小学校教育を見据えた5歳児に必要な経験」をまとめた5歳児の「架け橋期のカリキュラム」を作成した。

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「たのしく つながる たくましく」 目標見直し、新たに設定

大阪市立西天満小 60年目迎える伝統の日記指導 (下)

 大阪市立西天満小学校(弘元介校長、児童308人)が実践してきた日記指導。来年度で60年の節目を迎えることを受け、学校全体で目標などを見直した。持続可能な取り組みとして、今後も発展させていくことがねらいだ。それに伴い、学校独自の日記帳(ノート)も改訂した。本年度から新しいものを使用しているという。

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全国連合小学校長会 歴代会長・事務局長 座談会

次期学習指導要領への期待を議論

 昨年12月、学習指導要領の改訂に向けて、文科相から中央教育審議会に諮問が行われた。現行学習指導要領の現状と課題、次期学習指導要領への期待について、現職を含めた全国連合小学校長会会長と事務局長に議論してもらった。発言内容の一部を紹介する。(座談会は昨年11月に実施、文中敬称略)

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阪神・淡路大震災を語り継ぐ 実話の絵本、当時の作文を朗読

復興祈念式典

神戸市立鷹取中学校

 阪神・淡路大震災で2人の生徒が亡くなった神戸市立鷹取中学校(河野剛至校長、生徒535人)。震災学習に力を入れてきた同校で、本年度は朗読や映像を活用し、震災の経験を伝えることに挑戦。17日には、震災復興祈念式典を校内で開き、生徒が震災を題材とした絵本や当時の作文を朗読し、語り継ぐ役割を果たした。

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授業研 「テーマ」「生徒像」を連動、全教員で議論

広島県立広島皆実高校 (下)

 前回に続き、広島県立広島皆実高校の現状と経営について村上悦雄・特別記者にリポートしてもらう。

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管理職選考 特別支援の経験考慮、伸びず 背景に教員不足も

人事行政状況調査

 管理職選考で、応募者の特別支援教育の経験を考慮していると答えた教育委員会は全体の2割(14教委)にとどまることが昨年末公表された公立学校の人事行政状況調査で分かった。前年から変化がなかった。特別支援教育の専門性が学校現場で広く求められるようになったことを受けて、文科省は教員の成長過程に特別支援の経験を組み込みたい考えだが、教員不足などの課題から思うように進まない状況だ。

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育児、文化、経済…7分野でゼミ 生徒の個人探究活動に力

福島県立葵高校

 福島県立葵高校(尾形幸男校長、全校生583人)が生徒の個人探究活動に力を入れている。「葵ゼミ」と名付けた総合的な探究の時間に、1~2年生は7分野に分かれて探究を深めていく。保育士志望の生徒が近くの保育園でボランティアとして保育の現場を体験するなどする。地域社会について知り、活性化策を提言する生徒もいる。
 (本紙特別記者・渡邉康一=社会教育士)

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